”人”が物を買う理由になる

伝統工芸品の中には、作った人が誰なのかわかる物が多くあります。
その場合、作品自体の魅力は勿論、作っている”人の魅力”というのも買う理由になるんだろうと思います。

今は作家さんであれ職人さんであれ、SNS等で自ら発信されている方も多くいます。
こういった発信を見ているうちに、「この人から買いたい」と思うのは自然な流れです。

人も差別化の一つ

例えば漆のお椀を探している時、百貨店で売っているお椀と、SNSでフォローしている職人さんが売っているお椀がほぼ同じ値段だったとしたら、ほとんどの人は後者のお椀を買うでしょう。

こちらの方が多少値段が高かったとしても、後者を選ぶ人は多いはずです。

これだけ質の良い物が安く手に入る時代では、単純に”機能”だけで差別化するのは難しくなってきます。

そういう意味でも、職人さん自らの発信というのは重要なんだろうと思います。