20170122_ブログ書こうよ-03

技術的夫妻。trelloで家事スクラムを始める

こんにちは。

今回は開発スキームを家事に取り入れてみたことついてご紹介します。
最強の家事時短&家事分担法を思いつきました。


家事をスムーズに、喧嘩なく分担したいと思ったらtrelloを使った家事スクラムで見える化しよう

夫婦だけでなく、一人暮らしにもオススメしたい家事ハック
● 共同生活(夫婦/同棲カップル/ルームシェアなど)
 ・共働きで家事にあまり時間が取れない人
 ・今の家事分担に不満、家事分担で喧嘩が絶えない人
●一人暮らし
 ・家事があまり得意ではない人
 ・できるだけスムーズに、効率的に家事を行いたい人

スクラムの師匠いけこ氏(@imaikeko)が書いた記事、家事とスクラムに強く共感し、実際にtrelloを使ってスクラム家事をやってみました。


はじめに:嫁は激怒した。必ず、かの自由奔放な夫に家事をさせようと決意した。

夫・エンジニア、嫁・デザイナー。共働きである我が家では、なるべく平日は家事をしないようルンバや食洗機などの電化製品に頼り、週末にその他の家事を一気に片付けることが多いです。

私は割と家事が得意な方だが、夫は苦手のよう。やはりひとつずつお願いしないとやらないし、やっても中途半端に終わってすぐパソコンに向かって好きな開発を始めてしまう。「まだ家事あるでしょ!?」と沸々と不満を抱えながら残りの家事を片付け、時には爆発して喧嘩することも。私だって家事やってる時間あったらデザイン制作とかもっと好きなことしていたいのに!

家事をやらないのは確かによくない。しかし、家事をやらない方が100%悪いのか?というとそうではありません。家事分担が上手くいかないのは、「家事が不明瞭である」ことが大きな原因だと考えています。

1:やること(TODO)が見えない→ひとつずつ指示しないとやらない
2:やっていること(DOING)が見えない→終わったのかネチネチ言っちゃう
3:完了(DONE)がわからない→中途半端に終わってしまう

そこで家事にスクラムの手法を導入してみました。
もともとスクラムとは開発現場で「全員がプロジェクトの現状把握をするための手法」として多くの企業で採用されています。これを家事に置き換えることで、上記の「やるべき家事」「やっている家事」「終わった家事」を見える化できるのです


開発スクラムの簡単な部分だけ活用。家事スクラムのやりかた

家事スクラムは開発スクラム手法のおいしい部分だけを採用したやり方です。なので、開発スクラムのルールが分からなくても問題ありません。

最初に、見える化するためのツールを揃えましょう。我が家ではtrelloを(お互い仕事の管理で使い慣れているため)採用していますが、ふせんやもっとシンプルなタスク管理表などでもできます。trelloならばスマホアプリで家事のリストをチェックし、編集できるのでオススメです。


1:思いつく限りの家事をあらいだし、それぞれの家事タスクにやるべきこと(サブタスク)を詳しく明記しよう

最初に家事タスクをリスト化する準備が必要ですが、二回目以降は使い回すものです。

家事タスクはできるだけ同じ粒度になるように細分化します。
例えば、「キッチン周り」の家事タスクと「棚」のタスクですと、毎日使って汚れる「キッチン周り」の方がやるべきことは多く、「棚」は毎週やらなくてもそれほど散らかっていなかったりしますよね。その場合、「キッチン周り」の家事タスクを「ガスコンロ」「シンク」など分けます。また、「キッチン周り」の中でも毎週やるべき「シンクを磨く」などのタスクと、「棚の賞味期限をチェック」などたまにやるタスクも同様に分けると使いやすいです。

各家事タスクに書かれたサブタスクは「DONEの定義」となります。「この家事タスクはこれらのサブタスクを実施ことで完了」と明記することで、それぞれの家事タスク完了の質を保つことができます。

サブタスクによるDONEの定義で「お願いしたのに、まだ汚れてたわ!」なんて姑じみたことを言わなくて済むようになりました。

2:初回は「家事Backlog」「個別TODO」「個別DONE」のカテゴリ作り。以降は「個別TODO」に今週やる家事タスクをアサインのみでOK

初回のみ3つのカテゴリを作りましょう。それぞれこのような意味のリストになります。
→家事Backlog:1で洗い出した、すべての家事をストックするリスト
→個別TODO:人数分の今週やるべき家事タスクのリスト。一人暮らしならば一人分で良い。
→個別DONE:やり終わった家事のリスト

毎週やることは、家事Backlogから今週やるべき家事タスクを各自のTODOに分配していきます。全ての家事タスクをTODOにする必要はありません。たまにやればいいような家事タスクはそのまま家事Backlogに残しておきます。

本来の開発スクラムならばスクラムマスター中心にメンバー全員で話し合いながらアサインしていきますが、ここでは家事が得意な方(我が家では私)がそれぞれ均等になるよう分担します。最終的に今週の家事タスクを見せて、お互い納得のいく状態ならば問題ございません。(不満を残さないことが大事)

これによって「それが終わったら、この家事お願いね」と言う必要がなくなりました。

3:あとは期限を決めて上から順にやっていくだけ!全てを終えたら見直して再び家事Backlogへ

週末中に終わることを期限に、あとは上から順にやってもらいます。終えたタスクはDONEへ。これによりお互いどれだけ家事をやったかも明確です。全て終えたら再び全ての家事タスクを家事Backlogに戻しましょう。

開発スクラムとやり方が違うこと。家事は毎週繰り返すものなので同じチケットを何度も使いまわします。一度やってみて、サブタスクに記載漏れしてたなと思うものは追記する、手入れすべきところなのに気づきにくい箇所に関しては、完成イメージとなる写真を添付してカスタマイズしていくなど都度見直すことで、やればやるほど楽になり、より精密な家事タスクが作られていきます。


家事スクラムをやってみて感じた大きなメリット

いつもと同じ家事の時間で、より多くの家事をスムーズに質高くできた!

毎週土曜日午前中に家事をしてましたが、今回も同じ時間でより多くのことを質高くこなすことができました。TODOリストの順に書かれたことをただやっていくだけで良いので、考えずに作業できるのがよかったです。

何も言わずともすすんで家事をするし、認識のズレもなくなった!

すべて見える化することができるので、冒頭で話していたような不満と喧嘩がぐんと減りました。一番良かったのはチクチクと言わなくとも自らやるべき家事を進んでできるようになったこと。
また、今までは使ったものを散らかしっぱなしにすることも多かった平日も、自ら家事をやるようになってからこまめに片づけるようになっています。「後で自分で掃除しなければならないことを考えると、日頃からきれいにしておくのが良いよね。」なんて言葉が夫の口から出てきたのには本当に驚きでした笑

ぐるぐる家事タスクを回していくことで属人化することがなくなった!

今まで水回りといえば私が担当してましたが、家事タスクにやり方を細かく明記することでどちらでも対応可能になります。例えばもし、一方が家事できなくなってしまったとしても問題なく家事を行うことができるようになりました。


終わりに:一番大事なのは「一緒に協力してやっていこう」と、ルールを守り、話し合うこと

家事をスクラム手法で見える化すると、スムーズ且つ質高くお互い協力しながら行うことができることをご紹介しました。

やりかたとして強くオススメしたいのですが、上手くいくかどうかは結局どれだけ相手が協力してくれるかにあるかと思います。開発スクラムでも一緒ですがメンバーの一人が「スクラムとかやる意味あんの?」と言い出しルールを守らないならばチームは崩壊します。

もし相手が協力的でないならば、「そもそもなぜやる必要があるのか」「やってみたがよくないと思った課題」などを話し合ってお互い納得する形に着地することが大事です。

※スクラムでもレトロスペクティブと言う方法があり、毎回サイクルの中で、今回よかったことと改善すべきことを話し合い次に活かしていきます。スクラムはメンバーの不満も明確にすることで、よりよいチーム環境を目指します。

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ShikiCheri/C-C-C
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