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「無知は罪」という”常識”を抜け出し、生きづらさを超えるには?

こんにちは。SHIKIです。

今回は「無知は罪である。」に関する内容を記載していきます。

この常識を抱えて生きている人は少なからずいるのではないかと思います。
元々この言葉はソクラテスが残した言葉と言われています。
ソクラテスがどのような真意でこの言葉を残したかどうかはあまり興味がありません。

それよりも私が重要だと思っているのは、今を生きるあなたにとって、この常識があなたの人生をどのように動かしているのか、この言葉によって人生がどのように限界づけられているのかを自覚することだと思っています。

要は「無知は罪」は本当か?ということを問いたいです。

私の場合、この過去の家庭環境から、ずっと「無知は罪である」ということを信じて生きてきました。その結果、無知であるようなことは隠そうとし、一方何も知らないように見える人に対しては、見下しの感情を抱いていました。

例えば、あなたはこのような言葉や思考が頭の中に流れていませんか?
・「何も知らない自分はダメだ」
・「無知な自分であってはいけない」
・「知らないことは恥であり、自分のプライドが許さない」
・「バカは発言する資格がない」
・「何も知らない人間が口出しをするな」
・「賢くあらねばならない」
・「バカだと思われたくない」
・「あの人は賢そうだから、付き合う価値がある」

このように「無知は罪である」という常識を無意識で採用することで、無知な自分を裁き、さらには周囲の人間を見下し、損得・比較・競争の人生を生きることになります。

その結果、自分で自分のことを信頼することもできないし、気づけば周囲から人が離れていく…。

自分も心穏やかに生きることはできないし、また周囲を見下すような傲慢な人間と誰が一緒にいたいと思うのでしょうか?誰もいませんよね。

ここで問いたいのですが、果たして本当に「無知は罪」であるのでしょうか?

確かに無知であることで世の中に弊害が起きることがあるでしょう。
ただ罪であるという裁きを下すところまで思う必要はないと私は確信しています。

無知である自分を否定し、責め立てることは自分の現実を変えるという観点において何も効果的ではありません。
そして無知を断罪すると、自分だけでなく、他人もその軸で評価するようになります。
これ本当に恐ろしいことですよ?

この常識の派生形には、「価値がない人間は生きている資格がない」というものがありますが、こんな常識を持った上司の元で働く部下は高パフォーマンスを発揮することは難しく、最終的には鬱になる人間が出てくるのは想像に難くないでしょう。

このように「無知は罪である」ということを採用することによって、自分の人生にも周囲の人たちにも多大な悪影響が出てきます。

ではどうすればよいのか?

一方で、「無知は悪くない」ということを採用すると、どんな素晴らしさがあるかを考えてみてください。

・無知であることで、世の中が知的好奇心に満ち溢れる世界になる。
・無知な人を見ても、裁くことも評価することもない。
・無知だからこそ、様々な人たちと関係性を築くことができる。
・無知だからこそ、周囲も安心感を持って接することができる。
・無知だからこそ、人にバカにされても「私無知なんです!w」とサラッと受け流すことができる。
・無知だからこそ、果敢に新しいことに挑戦することができる。

etc….

どうでしょう?
安心感や居場所、そして希望に満ち溢れるような人生が待っているような気がしてきませんか?

断言しますが、「無知であることを罪だ」と自分を責めてもあなたが本当に欲しいものは手に入りません。
もちろん「そこそこ」の成果や人間関係などは手に入るでしょう。
その代わりいつも心穏やかではなく、そして満たされない感覚で人生を生きる平凡な毎日が手に入ります。

だとすれば無知は罪だと思いながら生きることで、どれほど自分は人生の可能性を見落としているのかを気づいてみるとよいと思います。

逆に「バカ」になった方があなたが本当に欲しいものが手に入るかもしれませんよ?

気づいていないかもしれませんが、元々この「無知は罪」という考えも、親の教育の影響などにより、今まで生きていく中であなたが採用した考え方です。
当時はそう思って行動する必要があったのだと思います。
そうしなければ、迫害されたり、疎外されたり、親からの愛を受け取れなかったり、様々な理由があってその考え方を採用したのだからそこでも自分を責める必要はありません。

あなたは「無知は罪」であるということを採用することで本当は何が欲しかったですか?

もしかしたら「安心感」や「居場所」なのかもしれません。

だとすれば、そのような常識を手放しても良い頃合いかもしれませんよ?というお話です。

無知は何も悪くない。
むしろバカだと思われて生きていく方が、ワクワクと挑戦に満ち溢れた世界が待っているかもしれない。

ここにあなたの生きづらさを突破する糸口があると私は信じています。

本日はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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