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②お手紙編:エントリー作品のご紹介 #ひかむろ賞愛の漣

こんにちは。ひかりのいしむろ店主のあゆみです。

石と言葉の #ひかむろ賞愛の漣 のエントリー作品のご紹介、第二弾をお送りします。このnoteでは、エッセイの中でも特定の誰かに宛てたお手紙作品をご紹介いたします。(お手紙として書かれた作品も、そうではない作品もありますが、主観でまとめさせていただきました)

①詩歌編  ←前回のまとめ
②お手紙編(このnoteです)
③エッセイ(家族系)編
④エッセイ(その他)編
⑤小説(ファンタジー)編
⑥小説(その他)編

↓全てのエントリー作品はこちらから


コンテストの結果については全てご紹介した後に別途発表させていただきます。

※冒頭の番号は投稿順ではなくまとめ順であり、ジャンル別にシャッフルしているので特に意味はなく.... あまりに意味がないので今回から外しましたm(_ _)m



杉本しほさんへの手紙:砂のお城を築こうよ(マリナ油森さん)

"『親から与えられたのではない自己肯定感』。マリナさんに感じる強さと繊細さの謎がやっと解けた気がするnoteでした。マリナさんがこれをさらっと書いてるように見えるまで本当によく頑張ったねと、上から目線で嫌われてもいい、言わせてください。(と、Twitterでご紹介したところ...嫌われなかったようです、感謝...)

杉本しほさんだけなく、私を含むとても多くの方に響いたお手紙になりました。マリナさんありがとうございます。

私が個人的に一番感動したのはここでした。

とはいえ親によって自己肯定感を伸ばしてもらった人を見るたびに羨ましくなって恨み言の一つや二つ言いたくなる気持ちはわかります。めちゃくちゃわかります。でも砂漠を掘っても温泉は湧いてこない。惨めな気分になったときは声をかけてください。一緒に泣こう。

杉本しほさんからのアンサーnoteもご紹介させてください。未読の方、こちらもぜひ読んでみてください!


いつか抱きしめ合うその日まで~いちとせしをりさんと会った話(矢御あやせさん)

"傾聴"のお話。話さず考えず相手の話を聴く。かなりきついんですよね。傾聴三か条を待ち受けにしていたと聞き、思わず涙...(その後、私も傾聴していただきました、ありがとうございます。)

(ううう...私が好きな人が私の好きな人と会った話のエッセイ... スキすぎる...)

私は矢御あやせさんの文体というか語り口のファンなのですが、このほぼ冒頭部分もとても好きでした。

私の手は汚い。

小学生の頃、菌扱いを受けて以来「私に触れるとばっちいんだな」と確信し、根底にあり続けてきた。

それ以来、どうにもずっとボディタッチがうまくできない。

勝手に...語り口のおすすめピックアップコーナー
面白→# 夜更けのおつまみ「ミッドナイト・コンビニエンス・キングダム」 
真面目→あなたとの恋を終わりにしたいの # 手書きnoteを書こう


愛しきもの(はるさん)

”私は、この子に出会う為に此処で書き始めたのかもしれない”

この人にとって穏やかで優しい湖面でありたいという気持ち。愛の漣じゃなく、愛は漣なんだと感じ入りました。はるさん大切なお話をありがとうございます。

大切にしたいと強く願う人。何が何でも守りたいと思える人。そんな人に出会えることは、人生のなかでそう何度もあるものではない。こうして出会えた奇跡のような光は、私のなかにたくさんの色を生んだ。その色は私のなかに溶けていき、そのたびに彼女への愛しさは増していった。

ちょっと無粋かもしれませんが、こちらのnoteも紹介させてください。ぜひセットで読んでいただきたいです。できればこの中の有料noteこそ読んでみてください。インターネットを通じてこんなドラマが本当に起きています。



お手紙として(ひえんさん)

ひえんさんから矢御あやせさんへのお手紙note。観光や交流で楽しかった気持ちや、コーチング等を通しての感謝の気持ちがしみじみと伝わってきます。ひえんさん、企画のご参加ありがとうございます!!

まだまだ未熟者で、ええかっこしいですが、矢御さんのおかげで運命が自分でもびびるほど変わっていると思います。

ひえんさんの受けているコーチングはこちら


わたしを愛してくれたもうひとりの母へ(香嶌一伽さん)

一伽さんの今持っている大きな優しさ、私たちに分けてくれるその優しさは、かつて受け入れた優しさたちが体の中で響き合って大きくなったものに違いない。そう確信してしまうお話でした。

 笑うと細い目がさらに細くなって、手がとても温かい人だった。好きなところを挙げたら際限がない。
その人は会えないけれどここにいる その花に言う ごめんねありがとう。

(私からの突然の短歌コメントを添えさせていただきました)



ありふれた「きせき」の世界で(かすみさん)

普段、大学で社会福祉学を学んでいるかすみさん。この一文のパンチはちょっと効きすぎなくらいで(褒めてます)刺さりました。そんな悲しいことが、実際に起こってしまう。

だれよりわたし自身が、自分の人生を憂いて、嘆いて、突き放している。

しかし、そうせざるを得ない過去があっても、前を向くことができる。人間の底力に胸が熱くなる、奇跡のエッセイ。ある女性への感謝のお手紙noteでもあります。

語弊を恐れずに言えば。子どもは親を超えられる。かすみさんの器の大きさをとても感じました。ぜひ読んでください。

どうしようもできないその矛先を、抱きしめようとしてくれる彼女みたいな海の表情。触れたりしなくても、言葉も求めなくても、信じたりしなくても。「闘う」と「守る」の対義語、全部ぜんぶ抱きしめて、溶かしたような色をしていた。


佐耶佳(戸崎 佐耶佳さん)

リアルタイムで届かなかったとしても。「佐耶佳」。その名を呼ぶたびタイムカプセルみたいに開くことができる、名前(名付け)という愛の形。

出さないお手紙があってもいいという気持ちで、お手紙エッセイに入れさせていただきました。大切なお話をありがとうございます。


彼女の一息(篭田 雪江さん)

若い頃から借金に追われ、幼少より下半身付随となった泣き虫の息子(長男)を持ち奮闘し続けてきた一人の女性と、彼女も知らない長男の想い。

長男と食べた萩の月、とても美味しかっただろうな。長男の気持ちは彼女に届いているに決まっていると、私は勝手に感じています。

 術後のある夜、彼女はベッドにあがって長男に添い寝し、彼をじっと見つめた。そうしていると、自然にほろり、と瞳から涙が流れた。長男は不思議そうに母親を見つめた。窓からもれるネオンの灯りに照らされた母親の涙をみて、大人も泣くのだ、と長男がその時知ったことを彼女は知らない。


どこにうんちしてもいいから(Saeさん)

猫と生活する私としては、Saeさんのわんちゃんへの気持ちに共感しかなく。。本当に「どこにうんちしてもいいから」。うちの猫はまだ若いし健康だけどいつかは。つい永遠を願ってしまいます。

Saeさんと毎日暮らす彼はとても幸せだろうなあ。元気で長生きしてね。毎日Saeさんと暮らせて本当に嬉しいね。彼によろしくお伝えください。

深夜2時、寝すぎて寝られないアホな私は、君の気持ち良さそうな大の字の寝姿を見るのが好きだよ。そのいびき、かわいいから交換しない?私のいびきも、そんなかわいいいびきがいい。


2万Hzの愛してる(安野ニツカさん)

ロマンチックな"ねこからひとへの愛"♡ あの瞬間、彼らは愛を囁いている。うん。間違いないなと思いました。(うちのねこもきっとそう。)猫ちゃんと生活した事のあるすべての方に読んでほしいnoteです。

ところが、ねこの鳴き声は、4か月半を過ぎようという今、いまだにちいさなちいさな仔猫のような力ない「にゃ」なのだ。



お手紙noteまとめは以上になります。

次回のまとめは個人事情によりしばらくお時間いただく形になりそうな感じです。。お待たせしてしまいごめんなさいm(_ _)m

ぜひ、ゆっくり今回のまとめを読み尽くしてください....!

ありがとうございました!!


▼前回の詩歌編まとめはこちらから


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