インスピレーターによるカウンセリングを受けたら間違えて人間に生まれてきちゃっていた事が判明した話

平成最後の年の3月25日。私は”インスピレーター”という肩書の不思議な方のカウンセリングセッションを受けた。

占い師でもなくカウンセラーでもなくセラピストでもなく”インスピレーター”と名乗る方はさらなんさんという方。

この方を知ったのは確かカウンセリングを受ける10日程前だった。
ツイッターの私のTLにさらなんさんのカウンセリングを受けた方のレポがRTで流れてきたのである。こういう霊視的なやつであなたの全てお見通し☆系のものはたまーに流れてくるがそれ言い方の問題で当てはまる人多いのでは……みたいに疑ってしまっていたのだが、そのレポは違った。そのレポを書いた方も霊能力持ちで、いろいろ不思議な体験をしていて、その理由をさらなんさんは的確に述べていたのである。うわっ胡散臭っみたいな理由でなく、へぇー!とストンと腑に落ちる理由で、この人と話してみたいな、と思ったのですぐさまカウンセリングを申し込んだ。

さらなんさんの公式サイトはこちら(The ray of Awakening)なのだが、おわかりいただけるだろうか。スピリチュアルカウンセラーやセラピストを名乗る方々のサイトと違って”普通”っぽいのである。無駄にキラキラとかしてない。普通の心理カウンセラーくらいの明るさ。霊とか神とか言う方ってなんかこう独特の雰囲気を持ってらっしゃるのだが、さらなんさんからはそれをあまり感じなかったのもすぐにカウンセリングを申し込んだ理由の一つだ。

あとはこの生き辛さとか非定型うつになった原因とかに理由をつけたかったから。
なんで私はこんなしんどい思いしながら生きなきゃなんねぇんだとヤケを起こすこと数回。この度もヤケを起こしそうになったのをさらなんさんのカウンセリングがギリギリ現実的な範囲に止めてくれた。

いざカウンセリング

カウンセリングは対面・通話・メールによる自動書記から選べる。東京近郊なら対面も可能だったのだが、出るのが面倒臭いという理由で通話セッションを選択。

一応予約してから当日までの間に聞きたいことをノートにまとめたのだがB5ノートにみっちり3頁と結構な長さになってしまい、長くなりそうなら端折らねばと考えていたがその心配は無かった。

好きなように話してもらっていいですよーとの事だったので、まずはざっくりと半生をとりあえず喋る。中学生辺りの記憶からうつになった理由最近精神的に元気にはなったが非定型うつで体が重いのが治らない事を話した。

うちは中学の時に親が別居している。私と妹は母について行った。別居前の家はそりゃもう連日連夜怒鳴り合いの喧嘩が続き妹は布団の中ですすり泣いて私は止めなきゃと思いながらも体が動かず、しかもそれが夜中まで続くので寝不足でフラッフラ。本気で自殺を考え方法まで調べるも実践する勇気がなく、私は死ぬこともできないのかと絶望し、やがてこのまま願い続ければ本気で二次元の世界へ行けるのでは?と思い始めていた。それがどれくらいの間続いたのかわからなかったが、ガチで本気で二次元へ行けると信じていた、好きなあのキャラが迎えに来てくれると何故か信じていたその思いからある日急にハッと現実に返った。今でも何故あんなに本気で思い込めたのか不思議に思っている。

それと、どうも私は感情を溜め込むタイプで、気づかないうちに溜め込んで些細なきっかけで泣き出したりしたことがある、という事を伝えて一旦終了。

それにたいするさらなんさんの回答は以下。

・体が重いのは悪いものが溜まっちゃっているせい。本来精神的にポジティブな素質があるけど、自分を防衛する力がなくて人から受けた悪いものを受け取ってしまっている。
・二次元の世界に本気で行けると思った、またオタクであるというのは、本来この世界のモノではなく間違って人間に生まれてきちゃったから。二次元の作品に元の世界の面影を感じているから惹かれる。行こうと思えば行けたけど、それはつまり死ぬことで、それはダメだと前の世界の仲間達が止めてくれた。今もその仲間達から祝福を受けている。
・「言われた事を素直に受け止めてしまう」という思考のクセがついてしまっている。元々自分が繋がっていたとこに繋がった方がよっぽどキレイになれる。
・魂がメッチャ優しい。相手の想いを叶えてあげたいという資質がある。
・溜め込んでしまうのは肉体の欲求が頭に上りにくいから。体は体で、魂は魂で生きていて、ふと体と繋がった瞬間にドバーと感情が溢れてしまう。
・感情に鈍いのは、元の世界が悲しみや怒りといったネガティブな感情と縁のない世界だったためそもそもそんな感情を知らないから。

さて。何回か言っているが言っておこう。私は生粋のオタクである。

オタクが二次元の世界に惹かれるのは元々異世界の住人だったからって、そんな中二病炸裂した理由を本気で捉えちゃっていいんですか?めちゃんこオカルトスピリチュアルな理由だがオタクな私は「ッハー!!!マジでー?!?!ヤッター!!」と思いその理由を信じる事にした。

まあ異世界かどうかはさておき、肉体と魂が上手く繋がっていないというのは腑に落ちた。感情だけでなく体調にも鈍感だからである。悲しいと心の中で思う前に涙が溢れているし、怒りを感じてもどう表現していいかわからない、おまけに高熱が出ていて怠いことに気づくのに半日かかるなど心当たりがありまくりである。

異世界からの転生体で人間初心者、おまけにわからない感情がある、これらが非定型うつという症状となって人間の肉体では説明されるわけだ。であれば私の肉体が必死に脳波で感情なり体調なり伝えようとして真っ赤になっていると説明がつく。ごめんな肉体。

私の先祖や家族達

激しく感情が揺さぶられたときのこととかを覚えていますか?との問いに、人生で激しく印象に残っている悲しんだ台詞と怒った台詞が一つずつある、と答えた。
悲しんだ台詞は割愛させていただくとして、怒った台詞は祖母に言われた以下のもの。

「高校に受かったのはおばあちゃんが必死にお仏壇にお祈りしてたからだねぇ」

高校合格時に言われたこれ。この台詞を必死に勉強して努力して合格したときに言われたら皆さんどう思います?すんなりそうなんだありがとうってなるんですか???
私は滅茶苦茶腹が立った。顔も知らないご先祖でその子孫は夜中怒鳴り合いをして私にストレスを与え何の恩恵も感じていないのに、高校に受かったのが私の努力の成果ではなく祖母の祈りと先祖のおかげだと?
私の努力を否定されたようで滅茶苦茶腹が立った。腹が立ったが怒り方がわからないし昔からこちらの意見を聞くような家族じゃなかったため私は何も言えなかった。しかし今でもそのことを思い出すと腹が立つ。

おまけに別の占い師に占ってもらったら「もっとご先祖様を大事にしてお墓参りに行ってあげて」との助言を頂いた。訳あって行けませんというと「じゃあ家で感謝するだけでいいから」と言われた。いや何を感謝する事があるのだ。恩恵らしい恩恵など受け取った覚えなどない。感謝やお祈りなどしたくない。

そう話すとさらなんさんは

・上から目線になっていい。感謝して欲しかったら私を幸せにしなさいよ、認められたかったらお前ら頑張れよくらい言っていい

と言ってくれた。またも私大歓喜である。一応気にしてはいたのだ。まあ確かにお墓参りなんてもう何年も行ってないし信仰心も薄いしもしかしてこれは先祖をちゃんと敬っていないせいなのかと。でも上から目線になっていい、と言ってもらえたのは本当に楽になった。もうお前らなんか知-らね!!!感謝してほしけりゃそれなりの成果を与えてくれんとなぁ?!?!

そしてうちの家族について、親も祖母も子供の私の意見に”大人な対応”をしてくる人で、私が意見を言うとすぐ反論された。反論、というほどでもなく親たちは自分の意見を述べただけだが、子供の私は本心で無くとも合意が欲しかったのである。けれどいくら繰り返してもこちらの意見に合意はくれない。聞いてくれない。私は意見することをいつしか諦めていった。

・親がこっちの意見を聞いてくれないってことは自分で自分を育てたってことだよ。えらい!
・そんな環境でちゃんと頑張って大学まで行けたなんて、自分に必要なものを見逃さず、心を見失わずにいれたからだね。
・むしろ私が育ててあげたい

この言葉たちは本当に有難かった。嬉しかった。褒められた記憶がない私、自己肯定感が本当に低くて苦しんでいた数年前までの私、よく頑張った。その頑張りをさらなんさんは唯一きちんと褒めてくれた。そのときは嬉しさでいっぱいだったが、これを打ち込み思い出していたらなんだか涙が溢れそうな今。

縁切り神社で腕時計が切れた件

過去の事はこれで粗方話し終わり、他に何かありますか?と聞かれてそういえば、と悪縁を切りに縁切り神社に言ったら腕時計のバンドが切れた話をした。さすがにこれはタイミングがタイミング過ぎて神とか何かが本気で手を出してきたのではとちょっと恐れていたのだ。

・いっぱい神社を回ったときにあまり良くない神様と繋がっちゃって、縁切り神社がその縁を切ってくれたんだけどその神様が怒ってきた。その身代わりになってくれた

身代わりになってくれたという事はこの腕時計がなかったらどうなっていたのだ私……腕時計と鬼灯様ありがとうございます……。

私のこれから

それと今後の事について尋ねた。カウンセラー兼占い師を目指している、と言うと

・チャネリングが勝手にできてるタイプ。どこからかメッセージを受け取っている自覚がない。自分の言葉くらいに思っている。
・占いはそんなに本格的にじゃなく、ゆるくでいい。
・チャネリングができているし、小説を書いているということなら「相手に似合う世界のストーリーを書く」というカウンセリングセッションをしてみたらいいかも。
・相手にぴったりの世界のストーリーを書いた後、その人が人間界で生活するにはどうすれば良いかをまたストーリー化するとか面白そう。

ストーリー化。何それ面白そう。ゆくゆくは取り入れていきたい。

チャネリングが勝手にできている、と言われて、そういえばいろんな占い師にあなたは霊感があると言われたが幽霊とか全く見た事ない。本当に私霊感があるのだろうか?と聞くと、

・霊感はある。しかし次元が違う。
・幽霊は3~4次元を行ったり来たりしている思念体なので、もっと上と繋がっている草薙さんには見えない。
・草薙さんは人間界から遠いところと繋がっているので、あまりスピリチュアルに昏倒すると人間としての生活が疎かになってしまう。そうならないように三次元の肉体を主軸にすること。

私一体どこと繋がってるんだろうか……上記で肉体の感情をちゃんと感じ取れていない・二次元の方に近親感を覚えているという理由から、人間を人間というモノだーって眺めているだけらしい。確かに友人には冷たいとかドライだとかよく言われていた。

高次元と繋がっているとのことなのだが、私は神様を”都合の良い存在”だと思っている。だって神様なんて見た事ないし、霊感ある人は神社には独特の雰囲気とか空気を感じるとか聞くけど私全くそんな事ないし……

・人間の言う”神”は、人間が利用している感じ。なので都合の良い存在というのは合っている。
・けどそれぞれ正解がある。

うん。私の哲学と合致した答えだった。安心した。

神社の参拝方法

ちなみに神社とお参りしまくった結果、私は今7つくらいの神社と繋がっているらしい。いくつか良くないところとは縁切り神社が切ってくれたとのこと。神社ってそんなにホイホイ繋がってくれるものなの?と聞いてみた。

・神様によっては「おっ、なんか来たぞ。相手してやるか」と軽いノリで繋がってくる。
・特に強欲な人間が作った神社は良くない。力は強いが良くない願いの叶え方をする。
・神社にお参りしたときは、言葉ではなく心の中の言葉を神様は受け取るので、ちゃんと心で念じる事。また、観光でちょっと寄っただけ、見に来ただけ、とかの場合はきちんとそう伝える事。

皆さんも気を付けてみてくださいね。

付喪神は宿るのか

最後に。さらなんさんを知ったツイートで気になっていたもの。「鶴丸国永の模造刀を買って大事にしていたら守ってくれる何かが宿った」という話。オタクとしては心が躍るではないか。うちのフィギュアとか薬研藤四郎の模造刀とかH&K P7M13とかRX-7FD3Sに宿って私の事を守ってくれるとかロマン。

・誰でもできる事ではない。人によっては悪いモノを呼び寄せてしまう事もある。けど草薙さんは大丈夫。ここに下りてきてー!と願うと来てくれる。
・ただしたくさん下ろし過ぎないように。下ろしたらちゃんとお客さんとしておもてなししなければならないので、人との関わりが疎かになってしまう。
・それに自分が死んだときどうするかもちゃんと考えておかなければならない。一緒に棺桶に入るならそう伝えておくこと。

は、入ってくれるんや……うち20体くらいフィギュアあるんですけど、と言うと「20体なら棺桶入るよ!大丈夫大丈夫!」との事だったので是非私が死んだときには一緒に棺桶に入れて欲しい。ちなみにうちのフィギュア棚20体ものフィギュアがあるため160cmの高さがあるデカイやついで、地震対策に突っ張り棒をつけたら、これ間に紐通したら鳥居っぽくなるんじゃね?と賽銭箱型の貯金箱を置いて神棚と呼んでいる。これ大丈夫なのだろうか。下ろし過ぎないだろうか?とちょっと不安になったので一応聞いておくことにした。

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・草薙さんは本当にダメだと思ったらわかるから大丈夫!問題ないよ!

わーい神棚そのままで良かったー。

インスピレーターとは

インスピレーション(inspiration)というと「閃き」という意味合いで使われることが多いが、実は「霊感、吸気、感応、入神、御告げ」などの意味もある。

霊感があり感応し相手の事がわかるから、”インスピレーター”。なるほど。かっこいい。私もインスピレーターって名乗りたい。

割愛したが私の家族や友人の性格も言い当てられて、この人本物だ……!と初めて思った。他の霊視とかを名乗る人にみてもらったことがあるが、なんかこうしっくりこない答えを返されていたのであまり信じていなかった。というかさらなんさん以外は信じてないと言っていいな。うん。

前回の記事で書いていた視える人、というのはさらなんさんの事だ。ご本人に記事にしていいか伺ったところ快く承諾していただけたので名前を出して記事を書かせて頂いた。

端から見れば滅茶苦茶スピリチュアルな話だと思う。「私異世界から転生してきて人間の体と合ってないみたいなんだー」とか言ってみろ。完全に電波ちゃんではないか。
でも何故かしっくりきたし、それで私は苦労してんだなって納得するに足る理由だったのでこれでいいや、と思った。
信じる信じないというよりは、何せ視えない世界の話、正解かどうかなどわからない話なので、本人が納得できれば良いと思う。

というわけで私は「異世界転生~事故って起きたら人間になってた件~」という逆異世界転生モノの主人公として生きることにしました。

え?降谷さん?

愛し合うのに性別も人種も国籍も種族も次元も世界も関係ねぇ!!!!!!

気になった方、是非受けてみてください。楽しいですよ。

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