夢女子達以外にも伝えたいこと。自分を大事にするのは貴女が思っている以上に大切であるということ。

昨日のnoteを書いた後また踏み込んだ話を書こうと思っていたらコメントを早速戴いた。

彼の気持ちがわからないのなら自分を大事にしなさい、というつもりで書いたわけではないということを一応言い訳させて頂いておく。昨日の記事はあくまで「貴女の不安は相手にも伝わってますよ」ということを伝えたかっただけで他の部分はただの簡易な補足である。

私が読む側だったとしても「自分を大事にってどないせーっちゅーねん!」と思った事だろう。そこがメインの話ではなかったので割愛したし、それに関して話し出すと終わりがないので。

そもそも「自分を大事にする」ということは恋愛以外にも言える話で、皆が皆できていたら世の中自己啓発本や怪しいトンデモ本が書店に溢れかえっていたり心療内科の予約が数か月待ちなんてことないのである。

そして残念ながら、「自分を大事にする」ためには自分が意識して変わるしかない。占い師やヒーラーといったスピリチュアルな方々や公認心理師などの資格を持つカウンセラーができるのは「あなたが変わる手助け」でありこの人と話したら変われました!などという魔法のようなことはない。万が一あったとしたらそれは一種の催眠術のようなものである。

これは夢女子に限った問題ではない。現代社会の問題なのだ。

主語を大きくすることは得てしてあまり良いことではないが、こればかりは本当にそう思う。現代人自分を大事にする方法を知らなさすぎ問題。そりゃそうである。だって自分を大事にする方法なんて学校で教えてくれないし本来ならその人の生育環境で培われるはずのものなのだが、毒親や機能不全家族、アダルトチルドレンなどの単語の知名度が広まっていったように子供を育てるのがヘタクソな親が多いのである。うちの親をバカにするなと思われた方、あなたは正しいけれど間違っている。本当に親に問題がない場合ももちろんある。他の大人達や友人などの影響が原因なこともあり一概に言えないが、しかし一番関りがあるのは親でありイコール親の育て方に問題があったというケースは多い。これが厄介な話で、当然他の家庭環境や育て方を細かに知ることは基本的にないしそういった情報交換をしても本人はきちんとしているつもりでもその子供にあった育て方ができていなければ意味がない。世間一般で言う”普通”の家庭など存在しない。子供の個性に合わせた育て方が必要になるし自分が育ってきたときとは取り巻く社会環境が大きく異なっているため自分はこう育てられたという経験が活かせない。だから殆ど親達はきっと自分が間違った子育てをしているなんて思ってないだろうしそもそも正解なんてない。親ばかりを責める話ではないが責任の一端はほぼ確実に担っている。それがわかったところで今更どうしようもない。それに意外と自分の家庭や育ってきた環境に問題があったことを自覚している人は少ない。

結果、今の世の中には生き辛さを抱えた人たちが溢れかえっている。

※最近話題の発達障害に関しては”障害”とついているように育て方云々の問題ではないことを補足しておく。ただ発達障害を抱えている子にそれ相応の対処をしてこなかったばかりにその子が生き辛い大人になってしまうケースは多い。

では「自分を大事にする」にはどうしたらいいか。

結局、変わる方法など人それぞれで、自分に合った方法を根気よく探していくしかないのである。

そんなん面倒臭いわ!と思われるだろう。私も思った。だが事実だ。その人の抱える問題を一番に理解できるのは当の本人であり、本やカウンセラーはその問題についてのヒントと解決への糸口を一緒に探していく手助けしかできない。

ただ一つ私が言えるのは、「自分と対話してほしい」ということ。

あなたはあなたというキャラクターをしっかり把握できているだろうか?
推しと同じ情報量で自分を語れるだろうか?

これができている人は意外と少ない。できているつもりでも実はそうでなかったりする。そして自覚している自分のキャラクターと他人から見たキャラクターとに齟齬があったりもする。

「自分を大事にする」というのは「自分の事をわかってあげる」ということだ。自分をわかってあげるというのは、自分の考えや思いや感情を、きちんと感じてあげる事だ。そしてできれば、詳細に述べられる程度に分析する。するとどんどん思考は広がっていく。簡単そうに聞こえるだろうがこれは意外と難しい。試しに1日自分によくよく意識を向けて過ごしてみて欲しい。思いや感情を抑圧してはいないか。自分の考えや思いを言い淀むことはないか。誰かに伝える必要のない事、あるいは伝えない方が良い事も、自分の中できちんと言語化できるか。言語化した上で、こういう理由で伝えなくていいときちんと説明できるか。

細かな話はいつだかブログに書いたのでそちらの記事を貼っておく。興味のある方はこちらを読んでみて欲しい。
https://zeroonly.hatenablog.com/entry/2019/04/20/103920

夢女子としてのライフハック

彼がいるからこそ自分を大事にできるという人もいると思う。それは全然構わない。結局自分が救われれば何でもいい(法に触れるようなものでなければ)と私は思っているし、事実私は二次元に何度も救われてきた者であるので、何かに夢中になり没頭することによって元気になれるというのはオタクの醍醐味ではないかと思っている。

自分磨きというと何だかキラキラ系女子みたいな響きでちょっと抵抗があるのだが、彼の為に綺麗になる事、良い人間を目指す事は当然悪いことではない。

彼が自分を大事にするための一つの理由となるならそれでいい。けれど彼にも一応意思のようなものはある。だから彼”も”大事にしてあげてほしい。

二次元だろうが三次元だろうが好きな人ができる事、恋をする事で世界が輝いて見えたりとか日々過ごすのがなんとなく楽しくなったりするのは共通事項で、二次元相手の場合は相手からのレスポンスがない分ちょっと寂しいだけだ。ただそのレスポンスは前回の記事で触れたように、もしかしたらあなたにそっと幸運を授けるという形で表してくれているかもしれないので、彼と一緒に過ごしていると思っていてあげてほしい。

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