「推し」の意味がやっと分かった
「へぇ〜また新しいアイドルグループが出来るんだ」
朧げな記憶にあるのは1枚のチラシを見た感想でした。
1人少し大きく写っていた人が可愛いなと思ったくらいで、そこからその新しいグループを応援することは特にありませんでした。
当時確か高校生。
AKB48が全盛期のとき、同級生には熱狂的なAKBファンがおり、少し冷めた目で見ている自分がいました。
アイドルを好きになること、当時はまだ言葉として「推し」がなかったこともあり、あまり肯定的な意味では使われない「オタク」と呼ばれることを避けていたように思います。
そして大学生になって少し経った頃、友人が好きだった影響から乃木坂46に興味を持つようになりました。
当時は4期生がちょうど入った頃で、この人可愛いなと乃木坂46の冠番組を観ながら徐々にファンになっていきました。
ですがライブに行くわけでも、ファンクラブに入ることも特になくただ毎週冠番組を観るだけのファンと呼べるかも怪しい距離感で時間が過ぎていきました。
そんな状況の中で、約半年前の2023年の11月辺りから別のアイドルグループが気になるようになりました。
名前は「櫻坂46」
なぜ気になるようになったのか。
はっきりと覚えていませんが、1人の方の面白さに惹かれ、その人をもっと知りたいと思ったのが今思い出せるきっかけです。
そこから決して褒められたことではありませんが、YouTubeで櫻坂46の冠番組の動画を観ていくうちに好きになっていきました。
そこまでなら乃木坂46と変わりませんでした。
ただ櫻坂46の曲、そしてダンスを観て、今まで自分がアイドルの方に対して感じたことのなかった感情を覚えました。
かっこいい…。
そもそも音楽として僕自身、「熱」を感じるものが好きで、ブルーハーツに始まり、銀杏BOYZ、ハルカミライなど魂の温度を上げてくれるような人たちに惹かれてきました。
それと同じものを櫻坂46には感じ、そこから今までにない自分との出会いでもありました。
少し前にnoteで書いたアイドルについて。
この時は推しの子が流行っていることもあるのと、秋元康さんがアイドルを売り出す際のエピソードを少し知っていたことから書きました。
そして、自分が櫻坂46を好きになってからこれを読み返して、まさに今の自分のハマり方が自分で書いたことに当てはまっていて面白く感じました。
可愛いのはもちろんのこと、パフォーマンスの凄さ、Coolさ、そしてそれまでの準備の裏側の姿など。
それを観るたびに深く好きになっていく自分。
その人一人一人のストーリーを知るたびに魅力を感じていく流れ。
偶像とドキュメンタリーの狭間に、癒しと感動と勇気を貰う連続。
気付いたときには完全な「推し」になっていました。
そして櫻坂46は欅坂46から改名して活動しているグループです。
朧げな記憶にあったあの時何気なく見たチラシ。
その時には思いもしなかった出会い。
自分の周りの人は欅坂46が改名していること、それが櫻坂46という名前であるということが、ほとんどの人が知りませんでした。
僕自身も櫻坂46として活動をしてから好きになっているので、欅坂46のときの苦労や、改名してすぐの苦労はまだなんとなくでしか知りません。
まさかちゃんと大人と呼ばれる年齢になってアイドルを好きになると思っていなかったので、人生は想像していないことの連続だなと改めて感じました。
「推し」がいることの充足感、自分も頑張ろうと思える嬉しさ。
この感覚に出会えて本当によかったなと感じました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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