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ワインエキスパート資格の奮闘記① ワインに出会うまで

こんにちは、ばるじぇのの太い方です。

今回は、ワインのお話です。

なぜ、定食屋ではなく、バルをやるのか?

という自己問答と、

ワインエキスパートという資格に申込むまで

を振り返ってみます。

初めましての方は、こちらもどうぞ!

さて、前提としてあるのは、
「飲食店をやりたいからワインを学ぶ」ではなく、
「ワインをやりたいから飲食店をやる」でもない。

これらは、同時並行で生まれた
「やりたい!」ということです。

ワインを意識しない人生だった

ぼくは今も昔もお酒が大好きです。

夏の暑い日に冷房をガンガン効かせた部屋で飲むビール。しっとりとしたバーで気恥ずかしくなりながら頼むジントニック。

昔はワインがその並びにいませんでした。

ワインというと、どこかキザなものであり、値段も高く、味わいも似たり寄ったりで、正直よくわからない飲みもの。

もちろんブドウの品種なんて一つもわからず、世の中にあるすべてのスパークリングワインをシャンパンと呼び、「ワインはやっぱり赤っすね」と豪語していました。

ワインは嗜好品なので、むしろ世の中の多くの方が、ワインという飲み物を深く意識していないかと思いますが、ぼくもそんな一人だったのです。

一杯のワインで入口に突っ込む

それがどうして変わったかというと、
2021年3月、結婚記念日に『アクアパッツァ』を訪れた時のこと。

お食事も抜群に美味しかったのですが「ちょっといいお店だし、ワイン頼むか」という空気感に押され、グラスワインを注文。

しかし、そのワインはぼくにとって衝撃でした。

黄金に近いイエローに、バナナや洋梨を彷彿させる濃厚な香り。酸味と甘味のバランス。
なんなんだ、この白ワインは…!?

ボトルのエチケットも写真に残すのを忘れたため、「さっきのワイン、何でしたっけ」と、ソムリエさんに聞きました。

アルバーナ ディ ロマーニャ
(2011年からロマーニャ アルバーナ)

聞き慣れない言葉を必死に「アルバナロマニャ」とメモし、家に帰って検索してみました。

ところが、ワインはシンプルでなかった。
「アルバーナ ディ ロマーニャ」らしきワインが複数ヒットして出てきたのです。

てっきりソムリエさんから聞いた名称だけ覚えればいいのかと思っており、ワイナリー(生産者)の存在を知らず、お店で飲んだあのステキなワインはどれだったのかと。

そして、
もう一度味わいたい
という想いが、初めてのワイン購入の行動へ。
(いや、ワイン買ったことありますが、コレを飲みたいと買ったのは初めて)

まずはネットよりも専門家に聞こうと、ワインショップに行って、店員さんに「アルバーナ ディ ロマーニャはありますか?」と覚えたての呪文を唱えてみました。

うち、取り扱ってないんですよー。
と、あっけなく空振り。

結局何軒か回っても見つからなかったので、やむを得ずネットショップで検索し、片っ端から「アルバーナ ディ ロマーニャ」を買い、そしてソムリエナイフを買い、開けて飲む日がはじまりました。

そんなこんなで、記憶を辿りつつ、3本目で「あ、これかな?」と運良く再会することができました(たぶん…)。

はじめは3,000円台に手を出すのもドキドキ

巡り合わせの補正は多少あったかと思いますが、
「ワインって、こんな美味しいものなんだ」
と、心からそう思いました。

ワインを飲むときには、生産者の工夫やエピソードを読みながら、ワイナリーの場所をGoogleストリートビューで見てみたり。

たいていは一人で飲めないので、寝静まった娘を起こさないように洗面所でこっそり妻と乾杯してみたり。

その過程で、美味しいワインに出会ったとき、その素晴らしさをどのように表現し伝えられるだろうと考えました。

そのためには「本格的にワインのことを理解しなくては」と思うようになりました。

ワインエキスパートに申し込む

ひと月経って、2021年4月。
ワインを体系的に学ぶ上で、何か目標が必要だと思い、ソムリエ資格について調べ始めました。

ところがソムリエとは、飲食サービスや酒類販売にて3年以上職務経験のある方(詳細はここ)に受検資格があるとのこと。

ぼくのような会社員でも資格があるのは「ワインエキスパート」であると知りました。

受検するだけで3万円かかる上、ゼロから勉強して間に合うのかと悩みました。

ただ、料理や空間だけではなく、ワインや日本酒といったお酒たちに出会うことで、ぼくのように新しい世界が開けることもあるということ。

そのチャンスを提供する側として、もっとワインを身近に、親しみやすい存在に感じてもらえるよう、まずは自分が知識を吸収すべきだと決心しました。

そして、2021年5月に申込み。

ちなみにワインエキスパートは、一次試験に筆記試験、二次試験にテイスティング試験があります。

筆記といっても、テストセンターでパソコンに向かって四択の選択肢に回答するだけ…なのですが、これが結構手ごわい相手でした。

次回は、会社員をやりながらの試験勉強と試験の成功失敗談について書いてみます。

→書きました。

(ちなみに2021年は一次試験に受かったものの、二次試験で落ちました。今年は二次試験から参戦します。来月10月です。やばいです。暇あったら勉強しろよって話なんですが…)。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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