作る目的を深く考えたら「選考に100%通るポートフォリオ」になっていた話
UIデザイナー/PdM転職にあたって必要でも作るのが嫌で嫌で嫌でしょうがなかったポートフォリオ。
「そもそもポートフォリオってなんで提出するの?」という前提を捉え直すことから始めたら、応募したすべての会社から内定を頂けたので、その考え方・作り方を共有するnoteです🌍
初めて試みなのですが、ポートフォリオ作りのコアとなる考え方は無料で、実際に作る時に役立つ以下のプロセスは¥200で見れます🔰
企業がどんな人物を求めているか、情報収集のやり方
採用要件に対応する情報の設計
要件に合う自分の実績の掲載方法
あくまでわたしのやり方の紹介であり、これが正解でも、誰でも100%内定がとれることを保証できるものでもありません。
ですが、できるだけ多くの人が再現性高くポートフォリオが作れるように細かくデザインプロセスを書いたので、少しでも参考になれば幸いです!
ポートフォリオ作りのマインドセット
ポートフォリオを作る前に、私はまず「企業の採用=新しいSaaSツールを契約すること」として捉えてみることにしました。
採用をツールの契約に置き換えて、企業側が負う条件を整理します。
使用する前に、数百万円/年を出して契約しなければならない。
自分の環境でうまく作動するかは使ってみないと正味分からない。
一回契約したら解約できず、リプレイスも難しい。
・・・契約する側(企業)、リスクやばくない?
お試しプランとかないの?って言いたくなるくらいリスキーです。
採用する側のヒリヒリとしたリスクを鑑みると、採用を決める前に一つでも多く判断の材料を集めるために求職者のポートフォリオの提出が求められていることがわかります。
つまり、転職におけるポートフォリオとは自己表現を集約した作品集ではなく、「自分というツール」を正しく伝え、選んでもらうためのLPなのだと私は位置付けました。
この要件に沿ったデザインをするなら、自分の制作物をただ美しく並べるだけではなく、ほかに見せるべきものがもっとあると思うのです。
・・・
腹落ちしやすくなるよう、身近な例で考えてみます。
デザイナーの皆さんであれば、Figmaやillustrator、Photoshopなどなど様々なツールを使って日々仕事をしていますよね🎨
デザインツールを契約するとき、そのツールで「何が出来るのか」「どんなものが作れるのか」が分からないまま契約・課金なんてできないと思いませんか?
「使ってみようかな」と思えるまでに必要な情報には、例えば以下があると思います。
このように「契約する側」に立った時に欲しい情報こそが、ポートフォリオに載せるべき情報であると私は整理しました。
「採りたい」と思ってもらうための情報の取捨選択
とはいえ、契約する側の感覚は実際にはどうやって得るのか。そしてそれを、自分の実績とどう結び付ければいいのか。
ここからはデザイナー採用に視線を戻し、実例を交えながら載せるべき情報の取捨選択プロセスを紹介します🕊
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