大相撲七月場所
うちの近所で開催中の大相撲七月場所。チケットの抽選で初日と千秋楽を申し込んだら、初日のイス席と千秋楽のマス席が当たり、初日に続いて今日も観戦。イス席は前方と両側が3人ずつ空いている配置だったが、マス席は4人掛けのマスを1人で使う仕組み。そもそも4歳未満の子供はチケット不要なので、イス席だと膝の上に乗せ続けなければいけないが、マス席なら息子とゆったり見られるわけだ(一応チケットぴあにも確認済)。
…と思ったけど甘かった。館内に着いたのは15時頃。中入の2番前だったか、ちょうど理事長挨拶が終わったところだった。最初はおとなしくしていた息子も、中入の土俵入りのあたりからグズり始め、しまじろうのぬいぐるみを投入するも効果は一瞬。好物のビスケットを2袋与えるも、それも効果は一瞬。途中土俵整備のインターバルで通路を1周歩かせたのだが、それも効果は一瞬。ひたすらマスの中で暴れたり、隣のマスへ入ろうとしたり、前の通路へ逃げようとしたり…。
つまり大相撲を見ながら、マス席の中で息子と小相撲を取り続けていたのである。
照ノ富士の劇的な優勝の瞬間は、僕も息子もピークに達しており、気が付いたらもう結びの一番。優勝が決まった後の淡々とした取り組みだった。まさにMeは何しに国技館へ? しかし今の時期の国技館では、本来ならば五輪のボクシングが開催されているはずだった。来年ここでボクシングが開催されるのだろうか。また大相撲七月場所なのだろうか。
でもいずれコロナ渦を振り返るとき。あるいは照ノ富士がまた大関、さらには横綱まで上り詰めたとき。またあるいは同じジムに通っているご近所の栃ノ心さんに会ったとき(久しぶりの勝ち越しおめでとうございます)、今日のことを思い出すのかもしれない。
写真は土俵入りとか、今場所ならではのお知らせとか、一瞬しか効果がなかったしまじろうとか、違った意味で塩対応の照強とか、ずいぶん粘った(けど負けちゃった)炎鵬とか、一瞬しか効果がなかったビスケットとか、コミカルな三役揃い踏みとか、誰かと誰かの取り組みとか、みなさん声に出さず心の中で歌ってくださいという国歌斉唱とか、おめでとう照ノ富士とか、表彰式になってから急にご機嫌になった息子とか、行司を胴上げする手打式とか、終わって帰るところとか。
しかし座りやすさでいえばイス席の方が楽だけど、臨場感はいわばグラウンドレベルのマス席の方が断然感じられた。土俵際の溜席なんかどんな感じなんだろうな。座る機会は一生ないと思うが。
■a7R IV+TAMRON28-75mmF2.8/70-180mmF2.8
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?