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2024年6月、シカクキカクの月報。あと、7月の野望(IVSに行くよ他)

こうして振り返ってみると、いろいろ動いていた6月だった(雑な感想)


6月のおしごと振り返り

A社:プロダクトリリースのPRやコンテンツサポートができたものの、課題は山積

  • 業態:BtoBtoC/AI関連

  • フェーズ:シード期(調達前)

今月は新サービスのリリースがいくつか重なり、怒涛のスケジュールでの実施になった。いわゆる「走りながら考える、手を動かす」状態。もっともシードかつ少人数のプロジェクトチームで、いわゆる「作業」も少なくない部分があり、また変更やアップデートに対するキャッチアップ体制が課題。初期フェーズにおいては「経営者のやりたい!」がある程度そのままのカタチで世に出て、世に問われることが重要だと考えるが、このあたりの(経営者にとっての)ストレスのなさにどこまで伴走できるか、あるいはいわゆる正しいプロジェクトマネージメントをどのタイミングで、段階的でもインストールしていくかが、今後の鍵かもしれない。鶏卵的なアレかもしれないけど。ただ、火事場のコミュニケーションは結局おもしろかったりする。また、A社はボードメンバーが海外籍だったりするので、いわゆるコミュニケーションの行間(空気)が、日本人同士のそれと異なるところも、個人的には大きく学ばせていただいている。

B社:初のキックオフのファシリテーション事例。ネクストステップは分科会の推進

  • 業態:to C/医療ドメイン(SaaSほか)

  • フェーズ:シリーズB〜C

組織と事業が一定の成熟を迎え、今後の加速のためには組織間連携が重要というフェーズにおいて、いわゆる「THE MODEL(派生)あるある」的な課題が発生中。ボードメンバーからの依頼もあり、マーケティングサイドと営業サイドの相互理解と目標設計を軸においたオフサイトを急遽企画・実行することになった。準備期間の短さを社員のみなさんに厚くサポートいただきながら、6月下旬にオフサイトを実施。シカクキカク(わたし)は、オフサイトの目的・アジェンダ設計・当日のファシリテーション・オフサイト後のネクストアクションの推進を担当させていただいた。オフサイト自体のテーマをベタに「腹を割って話そう(出典:大泉洋)」にしたこともあり、各サイドから意見が多く飛び交い、実施後のアンケートでは「おおむね満足」という回答が9割を占めていた(ホッとした)。しかし、この手のオフサイトは「終わってからが本当のオフサイト」であり、大事なのはここからである。7月は分科会の設計と、組織間の目線がぶれない継続的なしくみづくりを中心にコミットする予定。

C社:マーケティング全体戦略を進めつつ、部分的な施策をパラレルに推進支援。刈り取り思考からのネクストステップにむかって

  • 業態:to C/キャリア×プロダクト

  • フェーズ:プレシードA

まだまだ創業間もない組織だが、メンバーがもれなくエネルギッシュであり、それ故にPMF前からユーザー獲得が一定できつつも、今後の成長角度をあげるためにはいわゆる「刈り取り型戦略」「チャネル単発思考」からの段階的脱却が必要・・・ということで、現在の施策を全体図にマッピングしつつ、今後必要となる中長期の戦術設定を急ピッチで進めている・・・が、これが言うがやすしで、やるはなんちゃらであり、支援業としてはもっとスピードをあげられないかと思案しているところである。また、今後重要となる施策のこれまでの評価・振り返りと仕組み化もパラレルで進行中。冒頭にも書いたが、とにかくメンバーがエネルギッシュで向学心に満ちており、こちらの背筋が伸びまくるのである。ちょっとストレートネックが改善した気さえする。

来月は、全体戦略を固めつつ、ハイシーズンへの準備にむけたあるテストマーケティングの準備にいくつか入る予定。小さな成功と失敗を重ねて、回転数を上げていきたい。

D社:周年プロモーション企画の準備のためのディスカッション。アイディアをカタチにするための分析&実行力が求められる

  • 業態:to C/ウェブサービス(エンタメ系)

  • フェーズ:シード

サービスのユニークさから、これまで自然流入だけで一定のユーザーを獲得してきたが、成長角度をあげるための周年イベント(に端を発するプロモーション戦略)を企画・アドバイザリーさせていただく流れに。このチームもアイディアを積極的にカタチにしてくださる機動力があり、「へ、下手なこと言えねえぞ、がんばるぞ」という気持ちでわたしのストレートネックはより改善に向かっているという。

上記A〜C社に比べると、アドバイザリー的な立ち位置ではあるが、6月半ばにはユーザーヒアリングの場にも参加させていただいた。企業側のプロジェクトマネージャーがキレッキレの方であるため、わたしも役割にまっとうできる。とてもたのしい現場である。来月はいくつかのアイディアや仮説をカタチにしながら、周年企画の設計に邁進する予定。がんばるぞ。

7月からはじまるお仕事

E社:ひさしぶりのザ・コンテンツマーケティング案件。短期間でどこまで小さな勝利をつくれるか?がポイント

  • 業態:to C/キャリア関連

  • フェーズ:シリーズA〜B

こちらも自然増で一定以上のユーザーを獲得しているサービスで、これからの等加速度的な成長のために、過去の経験を買っていただいたカタチでのコミットである。いわゆるSEOを中心とした設計と、SEO以外のチャネル開拓が求められるプロジェクトになるが、初月は徹底したヒアリングとコミュニケーションに徹しながら、仮説を早々にあげて、カタチにしていきたい。こういうケースは徹底した理論よりも、短期と中長期に施策をわけるのがポイントだと思っている。また、社内のメンバーの理解と協力を得られるかも鍵である。

F社:社会公共性の高い事業の「広報戦略」を担う。左手は添えるだけ、の精神でパーセプションチェンジを目指す

  • 業態:to C(一部to B)/キャリア関連

  • フェーズ:シリーズB以降

文字通り社会公共性の高い事業を担うCMOから「もっと知られるべき人に知られる方法」を依頼いただく。これまでのプレスリリースといった広報は取っているということで、いわゆるパーセプションチェンジを念頭においたPR戦略を広義で立てつつ、足元の施策を動かしていくことが大事である。広義と狭義の文脈を反復横跳びのように往来しながら、まずは走り出していきたい。幸いにして過去に携わったドメインであるのでキャッチアップは比較的容易なのだが、それ故に「わかってる感」に慢心しないように注意したいところ。

G社:マッチングビジネス×SEO依存を、どう脱却できるか?

  • 業態:to BでもありtoC/サービスマッチング

  • フェーズ:シリーズB以降

こちらは7月にはじまるかは未定だが、いわゆるSEO以外の集客チャネルをみつけるための仮説検証プロジェクト。このタイプの依頼をいただくのが多い傾向にあるのは、個人的にはおもしろかったりする。施策難易度が高いので、小さな仮説と大きなビジョンの往来がこちらも鍵になりそう。

6月の課外活動

兵庫県新温泉町に行く

ひょんなことがきっかけで、新温泉町で3日間を過ごした。町場の観光課長に導かれていろいろな「町のリアルな課題」について紹介いただいた。「ツジイさんになんか頼みたいけど、編集者とかマーケターに何を頼めばいいの?」と言われて、わたしもうまく返せなかった。結局、東京や界隈以外での場所ではバリューが発揮できないようでは意味がないのである。地方を都市をつなぐ、なんてなんだか耳触りのよいお題目を掲げたいわけではない。ただ、まあなんか関われたらいいなと思っている。まだしばらくは考えながら走ることになりそう。この旅のことは、また改めてnoteにまとめようと思う。

Timeeで4現場をこなす

どういうわけか、Timeeでは働くことにすこしハマっており、隙間をみつけては応募している。あるクライアントさんの現場調査も兼ねているカタチだが、やはり現場にリアルはあるし、そのリアルをどうともできない自分にも気づく。とある現場では「バイトくん!!!」と怒号を浴びることもあり、いくつになっても「何者でもない自分」として他者に認識される瞬間には、ある種のときめきを感じてしまう。ただ、現実問題としてTimeeの稼働は移動時間のロスがネックとなっており、7月は回数を減らさざるを得ないだろう。

7月の野望「ひとつひとつ、無理をしない」

ありがたいことにクライアントさんに恵まれはじめており、新規の営業活動はいったんいま進めている案件をもって止めようかと思っている。初期の営業活動については、また7月中に振り返りたい。
ひとつひとつの仕事が勝負であり、たのしみである。英気と気力と持ち込みながら、力まずにたのしみたいところである。実際、こうやっていろんなプロジェクトに関われるのは、学びも多い。プロジェクト管理については、Notionやカレンダーの使い方をさらにアップデートさせていきたい。

あと7月はIVSに参加しようと思っている。ちょっと勝手がわからないのと、まあなんとかなるや精神で、当日の予定をあまり組んでいない。あと、このペースだと名刺の印刷が間に合わなさそうである。が、スタートアップに関わる人が集まる空間にいるだけでもおもしろそうなので、あまり詰め込みすぎずにたのしみたいな、と思っている。

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