しか

読書感想文/たまに日記/などなどいっぱい

しか

読書感想文/たまに日記/などなどいっぱい

最近の記事

限界ADHD女の覚書

未来のわたしへ。現状心がけていることを全て書き留めておくので、何かあれば読み返すように。 完全にわたし個人に向けての文章だけど、もし似たような特性持ちで死にかけてる人がいたら何かの役に立つかもしれないので一応ネットに放出しておく。 わたしのスペック 大学生/女/衝動強めADHD/コンサータ服用 ・疑いでもなんでもいいがとりあえず診断は受けるべき。薬は効く ・大学の卒業はかなりキツいと思われる。でもやめたらあとはないからやめない。高卒とかで定型発達の人と実務能力で戦うのは

    • 【読書感想文】太宰治「人間失格」

      私の太宰デビューは「人間失格」に決まった。 太宰と言えば鬱鬱とした文学、灰色の世界、社会不適合者。というぼんやりした認識だけ持って生きてきた。人間失格も「恥の多い生涯を、」の一文だけなんか知ってるけど、まア、なんか有名なやつだよね……くらいの認識。 しかし腐っても日本語話者として生まれ、日本語の読み書きに苦労しない人間として生きているのに太宰を読んだことがないってどういうことなんよ。 というわけで読んだ。 太宰とかその辺の文豪の作品は既に著作権切れしてるので青空文庫で読め

      • 【読書感想文】京極夏彦「姑獲鳥の夏」

        世の中のオタクたちは京極夏彦を読んでるタイプのオタクと、読んでないタイプのオタクに二分されてるらしい。で、読んでるヤツの方が強い。以上が本作を読んだ動機である。 正直京極夏彦ってなんか分厚くて文体重いやつだよね〜ぐらいの印象しかなかったんだけど、本作を読んだらそんなしょうもないこと一生言えなくなる。それぐらい京極夏彦は強いと今更ながら知った。分厚い単行本の一行、一文字に至るまで存在意義がある文章。 で、姑獲鳥の夏の話だ。姑獲鳥の夏は分類するのであればミステリ小説である。主

        • 【読書感想文】ボストン・テラン「神は銃弾」

          大学に入ってから本を読まなくなった。世の中には本なんてものよりもずっとわかりやすくて見やすくてラクなコンテンツが無数にあるのでそれも仕方ない話だとは思うけど、幼少期の習慣は抜けないものなので、本が読めなくなっても「本を読みたい」という欲求自体は消えることがない。 ので、読んだ。 これです。 原題は「GOD IS A BULLET」。めちゃかっこいい。正直題名に吸われてパケ買いした。でもこのパケ買いは大成功。 内容を一言で説明するならば、反体制をテーマとしたバディ小説だ。主

        限界ADHD女の覚書