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3つあるうちの1つのネパールカレー

最寄駅にネパールカレー屋が3軒ある。1番安い店に半年前に行ったことがある。私はこういう類の本格的なカレー屋さんのナンが好きだが、香辛料がたくさん入った辛い料理が苦手だ。その時は甘口を頼んだのだが、とても辛かったのでひいひい汗をかきながら食べた。店員は少し笑っていた。それから行っていない。地元の飲食店で使うことができるクーポンが手に入ったので、今こそが開拓のタイミングだと思い、一番高い(高いと言っても数百円程度)カレー屋さんに入ってみた。私以外にはお客さんは1組しかいなかった。甘口のカレーとラッシーを頼んでしばらくすると、大きなナンとチキンカレーが出てきた。「ライスおかわりできるよ」と言われたので、カレーを半分くらい食べてから追加でお願いした。てっきり細長いインディア米みたいなのがでてくると思ったが、ふっくらとした白米が出てきたのが以外だった。別の卓では日本人のオーナーらしき人が、別の店員(どうやら店長らしき人、髭が長かった)と店の改善点を注文しながら話していた。「カレーがちょっと甘すぎるかな、現地の味を求めてくるお客さんにこの味だと満足してもらえないかも。砂糖とクリームが多いのかな?」。「ソウ、サトウクリームスキダカラオオイ」。「うんうんそうか、でも来てくれるお客さんのことを一番に考えないとね」「ハイワカリマシタ」。わからなくていいよと思った。私は甘いカレーが食べたいのに、本場の甘くないカレーを推奨するなんて。ここのカレー屋さんが改善される前にもう一度来るか、価格帯が真ん中のカレー屋さんに行くか、悩ましいところだ。

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