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HYORONブックレット

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『HYORONブックレット IODとIRPDの疑問を解決Q&A―インプラントデンチャーの効果的な活かし方』より―「序」

『HYORONブックレット IODとIRPDの疑問を解決Q&A―インプラントデンチャーの効果的な活かし方』より―「序」

従来の可撤性有床義歯の支持系に,インプラントを加えて義歯の安定を図るインプラントデンチャーは,解剖学的あるいは経済的制約からインプラント固定性上部構造が適用できない患者だけを対象とするのではなく,清掃性や審美性,変化への追従性に優れた補綴装置であり,欠損補綴治療の有力な選択肢として見直されています.
特に欧米では下顎無歯顎患者に対して,2本のインプラントを支台とするインプラントオーバーデンチャー(

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『HYORONブックレット 乳歯の歯内療法―健全な後継永久歯との交換につなげるには?』より―「はじめに」

『HYORONブックレット 乳歯の歯内療法―健全な後継永久歯との交換につなげるには?』より―「はじめに」

『HYORONブックレット 乳歯の歯内療法―健全な後継永久歯との交換につなげるには?』を7月9日に発刊しました! まだご覧になっていない方々のために「はじめに」をウェブ版として公開します(編集部)

「乳歯の歯内療法は難しい,うまくいかない」という声を耳にすることがある.また,乳歯にはふさわしくない治療方法で施術された症例を見かけることも少なくない.なぜであろうか.
確かに乳歯は永久歯とは形態学的

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『HYORONブックレット 歯の破折』より―はじめに

『HYORONブックレット 歯の破折』より―はじめに

書籍『HYORONブックレット 歯の破折―その見つけ方と接着による対応のポイント』を1月8日に発刊しました! 
まだご覧になっていない方々のために「はじめに」をウェブ版として公開します(編集部)

編著者:長谷川晃嗣/東京都文京区・長谷川歯科診療所

QOL向上を目指す接着を用いた破折歯への対応昨今,「診断に窮する」症例や「難治化した」症例は少しでも歯槽骨が残っている間に(インプラント治療の成功の

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吉田拓志編著:『歯周治療における咬合力のコントロール―今,知りたい そのエビデンスとテクニック』より―はじめに

吉田拓志編著:『歯周治療における咬合力のコントロール―今,知りたい そのエビデンスとテクニック』より―はじめに

吉田拓志先生編著『歯周治療における咬合力のコントロール―今,知りたい そのエビデンスとテクニック』(HYORONブックレット)を7月8日に発刊します!
発刊に先駆けて「はじめに」をウェブ版として公開します.

吉田拓志/東京都大田区

とある歯科医師が「大臼歯のバランシングコンタクトと早期接触が原因で,ガイドとなる犬歯に動揺が生じた.これは大臼歯の咬合調整が必要な症例である.これは誰もが知っている

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