今の人たちはコンビニエンスな楽しみしか知らない


インスタ映え、ショート動画、派手な演出、強い味付け、絶叫

本質的な楽しみって、静かに息を飲むような場面にあったり、じっくりゆっくり作品を見ながらも自分の中を見つめるような中にあったりするわけで。

たとえば、絶景を見たときに「っっっっはぁぁー!!」ってなるよね。
美術品を見ていて、「この色ってなんだろう、どこか懐かしい、、、あ、いつか食べた懐石料理の!」って自分の思いでと照らし合わせていたり。

芸術の話になるけれど、作る人の芸術性だけでなく、見る側の芸術を感じられる芸術性も必要
作り手と受け手の双方に芸術への理解がないと、ただの落書きだったり、土の塊だったり。
個人的にはムンクの叫びってなんなんだろうって、ゴッホのひまわりとか、明るい黄色い絵だなって思うだけだったり。
それより、知り合いのおばあちゃんが描いてくれる水彩画の方が、そのおばあちゃんの性格がすっっごく絵に現れていて面白いんだよな。

現代では、楽しみが商品化の勢いに流され、大衆受けしやすいインパクトな作品ばかり。でも、その流れを作っているのは受け手側に楽しみを噛みしめる能力がなくなってしまったから。
全てはお金に支配された社会

お金を稼ぐために、大規模になり、早いものが正義になり、複雑な方がありがたそうに感じる。
じっくり噛みしめる余裕なんてないから、解説付きで右向け右の解釈の方が助かる。ありがたそうな物がいっぱい集まる美術館だと安心する。静止している作品で前後のストーリーなんて想像できないから動くものしか受け入れられない。
ああ、時代だな。私の文章も白黒で、挿絵なんてないから、受け入れられないんだろうな。じゃあ虹色にしてみようかな。きっと読みづらいけど、プロフィールに適当に「ヨコモジ(株)代表取締役CEO、コンサル件数1500件、主婦の味方で健康ジャーナリスト、47都道府県で公演実績あり、著書多数」とか書いたら、読んでくれる人増えるんだろうな。やらないけれど。
noteなんて自己満足。それぐらいがちょうどいいんだな。


子どもたちが過ごしやすい未来と地球を

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