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23時42分の血も涙もねえ話

血も涙もねえ話

ある年の、12月の終わり。

あと数日会社に行けば、地元(香川ね)に帰って悪友たちとバカ騒ぎできるぞ

と思っていたところ突然の勅命。

(当時会社で委託していたメディアの)「企画を100本考えてきなさい。正月の間に」

血も涙もねえ鬼か!

殺意しか湧かなかったね。むちゃくちゃ胸を掻きむしられるくらいイヤな気分になったけどやった。

今だったら正当な理由をふっかけてやらないと思うけど。そんなパワーないし。

そんなん以外にも、目の前に座る上司の視線をピリピリ感じながら寝ずに企画を考えたこともあったし、

「うーん、(この企画じゃ)ダメだね。今日帰って考えてきてよ」

って23時42分に言われたことも100回はあるし。

血も涙もねえ悪魔か!

でもまあ、今は感謝してます。若くて頭が柔軟だった頃だからこそ、できたことだと思う。

評価されにくいことだけど、僕の武器は血も涙もねぇ一流クリエイター仕込みの企画力。

僕は知能的には劣等生そのものだったし、田舎育ちで世間も知らなかったし、頭堅かったし。

そんな自分が血も涙もねぇ荒業によって後天的に身につけたものがそれ。

おかげで異業種に移ってから、手前味噌ですが「なんでそんなに頭柔らかいの?」と言っていただくことが多かったです。

また僕の知らなかった異業種の一流や、お得意先の一流たちから。

つまり何が言いたいかというと、苦手だったことも後天的に磨き上げられるってことで。

しかも早々に錆びることはないし、その道の一流が磨いてくれたものは、場所をズラしてみたらチートな武器になることもある。誇りになる。

血も涙もねえ怪物たちよ、クソありがとうございました。


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