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「できている自分」をイメージするのは時として仇となる?
「すでに成功した自分をイメージして行動しよう」
というような言葉を聞いたことはありませんか? あなたはあなたなりの理想のイメージを持って、毎日を過ごしているのかもしれませんね。
しかし、そういった「できている自分」のイメージが、時として仇になることもあると感じます。どういうことかというと、
理想のイメージが現在地から遠すぎて現実感がない
と感じてしまうからです。そしてそれは「すでに成功した自分を〜」という言葉を耳にするたびに現在地との乖離に苦しめられることになります。
「上手くいっている人が言っているから絶対そうなんだ!」と思い込めば思い込むほど内心ツラくなる。そう感じることはありませんか?
「できている自分」をイメージすることが害悪というわけではありません。
ただ、もうあと2、3歩で手が届くというときには鮮明に見えるかもしれませんが、遠すぎる場合はただの夢想になってしまいかねないと思います。
理想のイメージに向かって「行動できている自分」をイメージできないことには。
毎日、目標に向かって継続を積み重ねることも大事だし、それで結果が変わらないのであれば少しずつ変化を織り交ぜていくことも大切です。継続と変化をかけ合わせていけば、目に見える景色は何かしら必ず変わっていきますから。
上手くいかないこともあると思います。むしろそっちのほうが多いわけですが(汗)、10に1つくらいはプラスの方向に向かうはずです。
行動し続けて何かしら結果が変わった体験を積み重ねれば、それが自分のセルフイメージを書き換えることになります。
学生時代の部活だってそうではありませんでしたか? 小さなことでも1つ達成できれば「もっとやってみよう」という気持ちになって、気がつけば日が暮れていた、なんてこともあったと思います。
現在地から遠すぎる目標を思い浮かべても、経験がないのだから当然、到達の仕方はわからないものです。
成功している人と付き合えば自分の年収は上がる。なんて話もありますが、それだけで年収が上がったら苦労はないですね。付き合うことは必要だけれど何を吸収させていただくか?が大切だと思います。
成功している人の今の状況ではなく、本来はそこに至るトライ&エラーの経験にこそ価値があります。僕も話を聞く機会があるときは「過去にどんなことをして、どんな成功・失敗があったか?」を問うようにしています。
そのほうがよほど今の自分にとって肥やしになりますから。
もし成功した結果と現在の立ち位置の“差分”に苦しみを感じるなら、結果ではなく過程のほうをイメージしていきませんか?
行動し続ける習慣があればこそ成る、です。
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