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「場作り」について僭越ながら思うこと。
最近、ちょくちょくイベントを開いたり、開催のお手伝いをさせていただいたり、お話をさせていただいたりする機会が増えてきました。
そうした中で、僕のようなビギナーでも感じる重要なポイントがこれ。
曖昧を具体的にすること
「曖昧ってなんだ?」という話ですが、要するに、関わってくださる人たちのメリットを明示するということです。お客様にとっても、スタッフにとっても。
当たり前を当たり前にしないこと。
親切心を持つこと。
自戒でもありますけれど…(苦笑)。
たとえば、「場作り」という言葉に僕はずっと違和感がありました。イベントやコミュニティの形成ではたびたび使われるものですが、客観的に見たら非常にフワッとした言葉だと思います。
場って、どんな場?「共創」などもそうですね。共に創るって、何を?
よく練られていないイベントほど、「場作り」「コミュニティ」というキーワードを乱発しているように感じます。影響力やバックボーンのある企業が使うならまだしも、僕のような名もなき個人がそれを使うと、まずウケないんです(汗)。
結果、“なんちゃってイベント”になってしまいます。だからこそ、
具体的にどう楽しめるのか?
具体的に何が得られるのか?
具体的にどんな仲間を作れるのか?
具体的にどんな退屈から逃れられるのか?
このような分かりやすいメリットを言語化することが大事で。
人は一方的な想いだけでは動きません。どれだけ社会的に大それたことでも、人間個人が得られるメリットがないと、なかなか行動しない。あなたも、そうではありませんか?
メリット、メリット、というと「人はそんなに、自分に都合のいい面だけを見ている生き物じゃない」という人もいるかもしれません。
僕もそう思いますが、曖昧なメリットを具体的な言葉に変換するのは、提供する側の親切心の表れです。
「場作りをしていきたい」だけでは、親切心が全然足りない。
何が得られるどんな場にしていくのか? まで練らなければいけない。来てくれる人が「自分ごと」にできないから。
提供価値を考えるには、自分(僕なら僕、あなたならあなた)という人間についても、深く深く掘り下げていかなければいけない。それが、選ばれる理由になるから。
曖昧で雰囲気だけ感じる言葉・表現があふれていますが、この情報過多な時代、曖昧が曖昧なままではどんどん淘汰されていくでしょう。なんとなく、でできていたことが、できなくなってしまいます。
具体的にしていくこと。自分自身への戒めも込めて、何事も具体的に取り組んでいきたいと思います!
ps.
今日なぜ、こんな記事テーマにしたのか? というと、今日は地元・香川県丸亀市が後援するイベントに、審査員として呼ばれているからですww。
具体的に、厳しめに審査してきます。いや…子どもには優しくしよう(笑)。
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