カプセルホテル そこはありったけの夢をかき集めた空間。
泊まれる。
温泉&サウナで体を癒せる。
ゆったりソファでくつろげる。
飲食できる。
仕事も運動もできる。
駅前徒歩3分で、2,980円ポッキリ。そこは、コスパがよすぎる一大エンターテイメント空間でした。
先日、岡山駅前に滞在する予定があったので、人生初、カプセルホテルというものに宿泊してみました。
せめて温泉でもあれば、寝られればどこでもいいと思っていたのですが、見事に期待を裏切られました。いい意味で。
チェックインをすれば、導線が温泉に直行。早めの時間に入った僕は夕方の打ち合わせの前に少し仕事でもしようかな、と思っていたのですが、温泉に吸い込まれていきましたよ(笑)。
チェックインした2階が温泉&サウナ、3階がソファ&飲食&フィットネス&デスクスペース。4階が宿泊スペース。
1つひとつのパーツは、取り立てて優れているわけじゃない。けれど、出張族の心をくすぐる動線になっているのですよ。温泉を出たら何か飲みたいし、ゆったりソファに身を沈めたいし、少し体を動かすのもいい(→そしてまた温泉へ)。
『カスタマージャーニー』なる言葉がありますが、顧客が求めることを「見透かした」ように、次はあれ、その次はこれと、考える間もなくサービスを提供してくれる。
次々と、ちょうどいいタイミングでネタが出てくる美味しいお寿司屋さんをイメージしてしまいました。もっとも、いきなり温泉というマグロが出てきてお腹いっぱいになったけど。
現代人は最初の興味づけが肝心だというし、それでいいのかもしれない。
決して空間が広いわけではないのだけれど、どちらかというとありったけの夢をかき集めて詰め込んだ感じですね。
たとえばグレードの高いホテルだと、居室に満足してずっとそこにいたくなることがありますが、カプセルホテルは逆。あっちへ行ったらこっち。次々に冒険したくなる。
もちろん、目指す方向性の違いというのはありますけどね。出張族にとっては、これでいい。
ターゲットの心を鷲づかみにするとは、こういうことなのだな。と、人生初のカプセルホテルから学んだ次第です。
ずいぶん先になるだろうけれど、リアルな「場」というものを作っていきたいと考えています。
街にはそこかしこにエンターテイメントがあふれているもの。来たる未来のために、いろいろな場所を体験しておこうと改めて思いました。
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