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屋島。故郷は近くにありて思ふもの

―毎日見ている風景にありがたみを感じることなんて今までなかったのですが、「象徴的な場所」が身近にあると、それも変わるなあと感じています。そこにあるだけで感情が穏やかになれる場所、あなたにはあるでしょうか?

屋根型をした山で源平合戦古戦場として知られる高松市のシンボル、屋島(やしま)。うちの辺りは高い建物もないので、近辺であればだいたいどこからでも見えます。

本当にどこにいても見えるよね? っていうくらい。スケールは全然違いますが、富士山の近くに住んでいたら、やはり同じように感じるんだと思います。

10代の頃の自分にとって、屋島は田舎の象徴であり、退屈の象徴でした。どこにいても見えるので、視界に入るたびに「つまんねえ場所だ」と思っていたことを記憶しています。

けれど、その「つまんねえ場所」から離れては帰ってくるたびに、屋島が出迎えてくれる気がしていたんですよね。ここで生まれ育ったんだ、という自分の座標を確認できる場所みたいな。

いまは犬の散歩やちょっと近くのコンビニに行くとき、琴電で出かけるとき、あらゆる場面でやはり屋島の山が見えるのですが、いつでも見守ってくれているように感じます。

たまに山上へ行ってみると…この通り。瀬戸内海と高松の中心部が見下ろせる絶景です。(山上へ至るまでのドライブウェイがまた最高なので、県外から来られる人はぜひ屋島に行って欲しい!)

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自分の家からは、栗林公園の後ろにある峰山も見えますし、見晴らしのいい場所に行けばサンポートタワーも見えますが、それらと直線距離にして変わらない屋島に、強く心惹かれるものがあります。特別なんでしょうねえ。

日々イライラしたり焦ったりすることもありますが、そんな時は穏やかな屋島の姿を見て、感情をリセットしたいと思います。

徒歩5秒で見える景色ですから。


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