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AIができること・人ができること?

「AIの進化がスゴすぎて、学生たちには話していない」

とある教育事業を運営されている方の声です。

いわく、教えていることの多く(の表面上の多く)を代替できるAIが生まれたために、学生たちがそのクオリティの高さに絶望してしまうんじゃないか、と。

この危機感は非常によく分かります。僕がやっている「書く仕事」のほうが、間違いなく早くAIの“ふるい”にかけられるはずですから。

優れたAIを前にして、AIと人間のあり方について2種類の考え方があると感じています。

  • AIを理解して人間ができる「違い」をつくろうとする人

  • AIを理解しようとせず「人間がAIに劣るわけがない」とタカを括る人

さて、あなたはどちらでしょう?

僕はAIの浸透によって、人間にしかできない仕事とそうじゃない仕事の区別がハッキリするのだと思います。

単に依頼されて「書く」ような仕事はなくなるし、単に「情報を提供する」タイプの相談業もなくなるでしょう。しかしそれも、使ってみてAIを理解しなければ肌感覚を伴うことはありません。

使ってみるのは早ければ早いほどいい。

ちゃんと調べたわけではないのですが「人間にしかできないことを!」と声高に叫んでいる人の中にも、AIをちゃんと理解したうえで言っている人と、理解せず漠然とした不安から叫んでいる人の2種類がいるんじゃないかな。

AIに対する人間の反応を見ていると、一見自分より優秀そうな人間が職場に入ってきたときの対応の仕方と似ているように感じます。

優秀さを素直に認めてシナジーを生み出せないか?考えるか、「オレが負けるわけがない!」と対抗しようとするか、我関せずな姿勢を貫くか。

もちろん感情を伴った人間ですから、素直に認めるのが難しいことも分かります。

一方、事実ベースで見たら、早く手を組んでおいたほうがトクなわけです(笑)。

プロのプライドがある人ほど、「人間がAIに劣るわけがない」と対抗意識をむき出しにしたり、AIに触れもせずに「人間ができることを探せばいい」とタカを括りがち。

心をえぐる物言いかもしれませんが、認めたくないか、決断を先延ばしにしているかのどちらかなんですよね。

言い訳をしている間に、自分の仕事がいつの間にかAIに取って代わられてしまいます。そんなことは対抗サイドの人も望んではいないと思います。

このまま何もせず、自分を取り巻く状況が先に進んだらどうなりますか?

事実を見て判断してはいかがでしょうか? AIを理解して人間ができる「違い」をつくろうとするほうがクレバーだと思います。


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