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天職かどうかは分からないけど天職に変えていくことはできる。

転職ならぬ天職をテーマにお話していきます。が、明確な答えが出る話ではないのでぜひリラックスして読んでくださいね(笑)。

今まで数えきれないほどの物事に対し、好きになっては熱が冷め、好きになっては熱が冷め…ということを繰り返してきたと思います。

そんな中で1つ、2つ、限られた物事であってもずっと好きでい続けられるのは、それだけで才能です。

でも、その好きなことを「仕事」にできるのか? というと、どうでしょう?

自分が提供できるサービスの質、市場性などなど、ただ好きなだけでは解決できない壁がいくつもあります。いくら好きでも、なれない仕事があることはほとんどの人が分かっています。

そもそもやり続けることが大変です。儲からなくて心が折れるかもしれない。好きなことが仕事に変わったとたん、心が冷めてしまうかもしれない。

では、世の中に対して十分な能力を発揮できさえすれば、それは天職?

と自分に問いかけると、できるけれど一生続けるのか? という疑問が湧いてきます。

社会人になったばかりの頃は「好き」といえる仕事にめぐり合えるだけ幸運だったと思います。多くの人が、自分の向き・不向きなんて当時は分からなかったのではないでしょうか。

それが会社に入って数年経ち、できることが増えて仕事が楽しくなって、徐々に結果も出てくる。「これ、オレの天職かも?」と思う瞬間です。あ、僕はこのように思い上がってしまったクチなのですが、あなたはどうですか(笑)?

ところが成功があれば同じだけ失敗もやってきて挫折もするし、世の中にはいくらでも自分より優れた人間がいることに気づき、肩を落とすこともあります。

それでも自分を信じて仕事が「天職だ」と思えるのなら、その時点で頭ひとつ抜けています。多くの人は大人としての分別をわきまえ、いつの間にか天職だなんて口に出さなくなります。

好きで・なおかつできる仕事がスケールするかどうかはまた別問題。スケールするとは、世の中にどれだけ求められるかということです。

結局、元も子もないですが天職なんて自分で考えても仕方ないというわけですね(笑)。

視点をくるっと変えてみて「他人が定義するもの」とすれば結構スッキリします。

たとえば、世界的に活躍する日本人アスリート。野球のイチローさんとか、サッカーの本田圭佑とか?(世代が違ったらごめんなさい)

彼らは世の中からきっと、野球やサッカーが天職だと思われていると思います。でも、ストイックな彼らは果たして、「天職だから競技をがんばれたんです」というでしょうか? いやいや、

「天にまかせていたらいつの間にか結果を出すことができました」

なんて、口が裂けてもいわないはずです。一流のプロほど、どこまでいっても自分の結果は自己責任だと思っています。それはスポーツだけでなくビジネスも同じ。

自分で自分の仕事を天職というのは感情がはばかられるけれど、天職だと『思ってもらう』ことはできます。

そして逆算して少々打算的なことをお伝えすると、自分が周囲に『どう見られるか』を意識して行動することは可能です。

これが、自分の仕事を天職に変えていく正しいやり方なのではないでしょうか?


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