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仲間ができて気が楽になった

おはようございます、大鹿です。

フリーランスの人と話しているとたいてい、「フリーランスは孤独だよね」という話題が上がります。

1人で淡々と仕事をするのって精神的に心細いし、時間があるだけに自分を律する力も必要なんですよね。世間がもてはやすほどフリーランスはラクなもんじゃない。

「やればやるほど収入は青天井!」みたいに言われるけど、そりゃあ仕事に困らないだけの他者評価があれば、の話であって。

私が考えるフリーランスの最大の弱点は、1人でなんでもしようとすること。これは裏を返せば、1人でできる以上のことができない、ということ。

いろんなところでフリーランスの定義を調べると、フリーランスとは“自分の時間を自由に使えて仕事も自由に調整できる”というふうに書かれてある。

しかしこれはやはり裏を返せば、1人だからこそ得られる利点なんですよね。

「やればやるほど収入は青天井!」なのも1人でできる範囲で、という注釈がある。ここ、認識を間違っている人が多い。

それで本題なんですけど、私は起業して早々に自分1人でできることに見切りをつけて、一緒に仕事ができる人を探してきました。チームを得ること。

失敗もあったし回り道もしたけれど、ようやく形になってきた。

自分ができないことをできる人がいるというのは本当に心強いですね。「これ、できますか?」と相談すれば手を挙げてくれる人がいるのだから。

それまでは仕事を獲得するチャンスがあるときも、1人でできないことは諦めざるを得なかった。でも今は「なんとかなるだろう」と思ってとりあえず、スタートラインに立てる。

この差ってヒジョーに大きい。仲間ができて本当に気が楽になった。

今になって、会社ってよかったんだな~と思うことも多いです。ちなみに「会社は案外、よかった」という話もフリーランス間でよく持ち上がる話題の1つ。

とはいえ一方で「それはもうフリーランスじゃない」と異論を唱える人もいるかもしれない。「人に縛られるなんて」なんてね。

まァ、私はフリーランスという名前や定義にこだわっているわけでは全然ないので、なんでもいいんですけれど。

精神的な意味でも業務的な意味でも、孤独から解放されたのは本当に大きいです。

若手のフリーランスと話していると、以前の私のように「1人でできるか、できないか」を仕事のやり方の軸にしていることが多い。

せっかく実入り的にも経験的にもいい仕事があっても、できない仕事ならいとも簡単に諦めている。もったいないな、と思う。

もちろん「1人でやってるのが性に合っているんです」という人もいるけれど、これは1つ、大きく覚悟をしておかなければいけないことがある。

それは、1人で得られる情報にも限界があるということ。

業界動向とかマクロなことだけじゃなくて、「誰それがこんなことで困っているらしい」みたいな仕事の種も、たいてい人からもたらされる情報です。

仲間がいれば「じゃあ、こういう提案をしてみようか?」という話ができるけれど、1人では気づける仕事の種も限られてしまいます。

仲間を作るためにあくあく人と会え、とまで言わないけれど、せめて自分には何ができて何ができなくて、どんな目標を描いているのか、といったことは明確にしておいたほうがいい。

そしてそれを口にすることです。1人でやること、に大きくこだわっていないのなら。

口に出せば志をともにする人が必ず現れます。これは私の経験から言えることです。


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