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いつでもReady Nowで。チャンスを掴むための単純すぎる2つのこと

さぁ、今日はどんな価値を創ろうか。

こんにちは、大鹿です。
noteを開いてくださって感謝です。

営業という仕事を長くしてきて思うことの1つ。

チャンスは突然やってくる。

「1本の電話がその後の自分(の仕事)をガラリと変えた」。

そんな経験をあなたもしているかもしれない。したことがない人もいるかもしれない。

この違いってなんだろう? 偶然? 運がよかったから?

いや、違う。

いつ“その時”がやって来るかは私たちには分かりません。けれど、来たるタイミングに備えることはできます。

備えているかどうか。
いつでもReady Nowでいるかどうか。

だと思うんですね、私の経験上。そして“その時”までにできることは2つあると考えています。これは誰にでも再現できる科学です。

  1. 忘れられないこと

  2. 違いを創っている違いを発信すること

1つめ。忘れられないこと、というのは簡単だけれど多くの人がやっていないことだと思います。

ビジネスの見込みがある人に連絡を怠らない。

かくいう私も忙しさにかまけてできていないことがあります。

また、「連絡していいものだろうか?」と怖気づいてしまうことも。ハイエナのように卑しくゴマすりをしているふうに映っていないだろうか、と考え込んでしまいます。

そんなとき、思い出すようにしているのが私が会社員時代、仕入先担当だった営業マンのFさん。とにかく距離の取り方が絶妙でした。

「最近こんな話を聞いたんですけどご存知でしたか?」

くらいの温度感で、業界のちょっとしたニュースを届ける感じで連絡をくれる。卑しさは微塵も感じませんでした。

商社で働いていたので仕入先は星の数ほどありました。しかし何か案件が発生したとき、都合よく(?)頭に思い浮かぶのがFさんでした。

さらには案件が発生する前後で、これまた都合よく連絡をよこしてくれるんですね。

そんなこんなで週に一度は彼の存在を感じる出来事があるものだから、その天性の付き合いやすさもあって「Fさん、こんな話があるんですけど…」ということになる。

Fさんにとっては大いなるチャンス。そうして多くの案件を私からかっさらっていきました(笑)。

前職を辞めるとき、そのFさんにぶっちゃけてもらうつもりで聞きました。

どうやったらあんなに、これ以上ない絶妙なタイミングで連絡ができるんですか? と。「これ以上ない絶妙なタイミング」というのは私がそう思わされていた、というわけですけれど。

すると返ってきたのは

「大鹿さんには先々まで、いついつ連絡をする、というのを手帳に書いていましたから」

はぁ~、なるほどねぇ。しかも突っ込んで聞くと、「これくらいならうっとうしがられないだろうな」という間隔をテストし続けていた、とも言うんです。

私だけじゃなく、私の同僚で付き合いのある人すべてに対して。だからみんな私と同じように、思い出したかのように「そうだ、Fさんに仕事を頼もう」ということになります。

Fさんと一緒に仕事をしたのは正味3年ほどでしたが、先日1人の友人として話を聞かせていただいたら、私のいた会社を担当する前後で売上が倍に増えたのだそう。桁は億単位です。

とはいえ、星の数ほどある仕入先の中にはFさんの会社と競合する企業もいくつもありました。

なぜ、付き合いやすさを差し引いても私たちはFさんの会社を選んだのか? という問いの答えがチャンス学のもう1つの解、

違いを創っている違いを発信すること

です。

「違い」じゃありません。「違いを創っている違い」。「だから違う」の部分です。

製造の技術や工程の違い、組織体制の違い、持っているパイプの違い。大企業ではないからこその小回りのよさ、しがらみのなさ。などなど。

今振り返るとFさんはそれらをさりげなく、繰り返し繰り返し私たちに伝えていました。会社で経費を使ってでも、私たち得意先の担当者を工場見学に連れ出したりもしてくれました。

発信内容は決して良いことばかりではありません。自分たちにはできないこともキッパリ明快に言う。

そこまで私たちの頭の中の解像度を高くしてくれると、

「こんなことができそうだな。これはできないけど、あんなことはできそうだな」

という成功のイメージが醸成されます。ビジネスの種が生まれる。私たちが考え込んでいる表情を見て、Fさんはニヤリとほくそ笑んでいたことでしょう。

チャンスは突然やって来るように見えますが本来は手繰り寄せるもの。Fさんの背中から私は学ばせてもらいました。

今、私もFさんを真似て手帳にびっしり、「この日はこの人に連絡する」という予定を書き込んでいます。

昨年から取りこぼし防止策も制定しました。

もしできなかったり怖気づいて先延ばしにしてしまったときは週末に「取りこぼしタスク」を書き出すようにしています。

「じゃあいつやるんだ?」という自問自答の時間を作り、意地でも自分を動かす!(苦笑)

凄腕営業マン・Fさんの背中はまだまだ遠いですが、少しずつ、チャンスを手繰り寄せられるようになっているのかなぁと実感しています。

いつでもReady Nowでいよう。

  • 忘れられないこと

  • 違いを創っている違いを発信すること

よかったらあなたも意識してみてください。

今日はこの辺で筆を止めておきます。


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