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9割の答えは自分が持っている。

知りたい答えはたいていの場合、他者ではなく自分の中にあるよね、というお話を。

人の話を聞く仕事をしていると「あ、この人は背中を押して欲しいんだな」と分かる瞬間があります。

「◯◯で困っていて…」。このようなとき、悩みを深掘りをしていくと、本当は自分でも解を得ているけれど

めんどうくさい
時間がかかるから誰かにやってもらいたい
できるかどうか分からない
できる人がいない
やりたいけれど環境がない

というように、答えを雲隠れさせてしまうストッパーが働く。するといつの間にか「できない」ことが「分からない」「知らない」にすり替わってしまいます。

認めたくない自分を認めるのは、感情的にイヤですよね。何を隠そう、こんなことを偉そうに語っている僕にも、本当は自分の中に答えがあることが分かるときがあります(汗)。

僕もビジネスを教えていただている方がいるので、お話をさせていただく数日前には聞きたいことをリストアップしています。自分でいうのもなんですが、結構時間をかけるのです。

今、直面している課題。中期的に直面しそうな課題。業界情報について。エトセトラ。

そうすると、知識面で自分が知らないこと・及ばないことはいざ知らず、内面に抱えている問題などはリストアップしている段階で消えていくことも多々あります(苦笑)。

いや、ちょっと待て。これって自分で自分に言い訳をしているだけだよね!

試しに、お恥ずかしいのですが最近リストアップしたことを書き出してみると、

「広くいろんな分野の人と出会いを増やすには? ◯◯さんは過去どうやってきたか?」
 
→ただ動け。これだけですよね(汗)。答えは自分が持っていた。

しかし、客観的に見ればささいな問題も、悩んでいる最中の本人には大きな問題として目の前に立ちはだかっているわけです。自分で自分が見えなくなる。

先にも書きましたが、答えにストッパーがかかることほど、自己解決できるはずの問題なのにできないようにすり替えてしまいます。

なんというか…これはもう人間の仕組みのようなものなのでいったん「性質」として飲み込んでしまいましょう。子どもがいたずらを親に隠すようなものです。

隠す自分を認めて、誰も見ていないところでいっぺん表に取り出してみましょう。書き出してみるのがいいと思います。言い訳している理由も洗い出してみるといい。

あ、これ、聞いたところでただ「やれ」としか言われないわ。

ということが分かるはずです。分かれば現実的な対処法も浮かんできます。能力の問題なのか、人の問題なのか、お金・時間の問題なのか。

また「躊躇するくらいなら本当にやる必要があるのか?」というふうにリセットすることもできます。

欲しい答えの9割(体感)は自分自身が持っている。まずはそのことを認めることからです。自戒・オブ・ザ・自戒。


大鹿のプロフィールはこちらです

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