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クチコミに踊らされる人生でいいの?
おはようございます、大鹿です。
クチコミを書いたこと、きっとありますよね?
心から感動した。美味しかった。居心地がよかった。そんなとき我々現代人は、ほかの誰かにもその想いを伝えたくてクチコミを書きます。
が、、書いてもらう側の姿勢が、いささか度が過ぎてきたようにも思えます。
○べログ、Googleマップ、電子書籍…このネット社会、クチコミが競争の勝敗を決めるものは少なくありません。みんなクチコミ集めに躍起になっている。
(ちなみにGoogleはインセンティブと引き換えにクチコミを依頼する行為を固く禁じています)
私の地元・香川は最近、民泊ブーム。泊まるほうじゃなく始めるほうね。
宿泊業界に詳しいわけじゃないけれど、どう見ても供給過多に思える。
聞いた話だと民泊の集客はAirbnb(民泊検索サイト)依存らしくて、民泊オーナーはここのクチコミを集めることにご執心。「クチコミが民泊の成功を決める」らしいです。
だからオーナーにとって、宿泊者にクチコミを書いてもらうことは大事な仕事みたい。Airbnb自体にもチェックアウト後、「クチコミを書いてね」と促すリマインド機能があります。
知人の不動産屋さんが以前、「民泊をやってみようかな」と言っていました。先日、その進展について聞いたところ、
「クチコミ評価だけに左右されるビジネスは自分には合わない」
と言ってきっぱり断念されていました。
この言葉を聞いて、私も「確かにな」と思いました。
民泊オーナーの中には、お客のニーズを満たすために日々サービスを改善している人もいると思います。
しかし、サービス・ホスピタリティの質向上が先にあるのであって、クチコミを集める行為が最優先というのはなんだか違う気がする。
(断っておくと、一部にそんな人がいるだけで業界全体がそうとは限りません)
もちろんオーナー側も、自分のビジネスを成功させるために必死なのは分かります。しかし息の長い商売をしようと思ったら「自然とクチコミが集まる」ビジネスを創っていかなければならないんじゃないかなあ…?
「書いて、書いて」と迫られてユーザーが書いたクチコミって要は真実味・透明性が薄れているわけで。それって本末転倒じゃありません?
綺麗ごとかもしれないけれど…
私は「集める」のではなく「集まる」仕事をしていきたいと思います。
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