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当たり前は当たり前じゃない。

―あなたにとっての当たり前は、決して他人にとっての当たり前じゃない。見ているテレビ番組も違うし、乗っている車も違うし、職業も違います。あなたの引き出しのなかにはあなたが思っている以上に人に役立つネタが眠っているし、人から学ばされることも尽きないのではないかと思う。

先日、知り合いの方がやっているボードゲームのイベントに参加しました。

ボードゲームというと…モノポリーや人生ゲームくらいしか知らなかったのですが、ボードゲームにも国内外数え切れないほどの作品があって、専門店まで存在するんですね。

シンプルな陣取りゲームなのに、脳みそに汗をかくほど頭を使って、月並みですが大白熱。主催者は「ボードゲームの楽しさを地元・香川に広めたい」と言っていましたが、これ確かに、一度やってみるとハマる。

一方でこの彼、「ボードゲームの楽しさを広めたい」という想いは持っていたものの、自分で主催するにはどうすればいいか? 分からなかったそうで。また将来的に、自分のお店を持ちたいとも語っていました。

で、初めてお会いしたときに、

・レンタルスペースを掲載しているサービスがあること
・「よろづ支援拠点」という創業志望者向けの相談所があること

をお伝えすると、速攻で支援拠点に相談に行き、速攻でレンタルスペースを借りて、速攻でジモティーを使ってイベント告知をしていました。

僕も僕でボードゲームの楽しさや、人の熱意が行動力に変わる瞬間を目の当たりにするきっかけになったし、彼は彼で僕の知っていたことが行動のきっかけになったのだと思います。

「当たり前」の循環ですね。

達成の手段が分からないとき、そもそもその手段を知るための手段すら分からないことが多いように感じます。検索の仕方が分からない。誰に聞けばいいか分からないといったようなこと。

そうして「知らない」「分からない」ことにスポッと蓋をして、過ごしている人は実は多いのではないか? 自分にしても、知りたいことは片手で数えきれないほどありますが、蓋を外すきっかけがない物事がいくつもあるような気がします。

誰か知っている人があれば聞きたい、というもの。

世の中にはそんな「解錠のきっかけ」が掴めない人が大勢いて、あなたが提供できるネタを待ち望んでいるかもしれません。もしかしたら、身近な人間関係のなかにも。

「そんな当たり前なこと、みんな知ってるし」と決めつけないでいたいものですね。

この思い込みはなかなかに強力なものですが、なにか「当たり前が役に立った」出来事を振り返ったり出会ったりすると、ストンと腑に落ちるのではないかと思います。

自分が思っているより、当たり前は当たり前じゃないじゃないですから。


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