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自分の価値のつくり方。

「自分の価値はなんだろう?」と考えることはありませんか? この価値という言葉、非常に曖昧模糊として難しいですよね。

「価値」の意味を改めて調べてみると、

・どれくらい大切か、またどれくらい役に立つかという程度。またその大切さ。ねうち。(オックスフォード辞書)
・あるものを他のものよりも上位に位置づける理由となる性質/物事のもつ、目的の実現に役に立つ性質、もしくは重要な性質や程度を指す(Wikipedia)

まだ小難しいですが、これらの説明の共通点としてあるのが「程度」というキーワードです。程度・尺度である以上、比較対象、つまり「何に対してか?」というのが価値を考えるポイント。

仕事なら、お客様に対して。社員や同僚に対して。
プライベートなら、家族に対して。恋人に対して。あるいは社会や地域に対してとか?

価値とはとても多面的であることが分かります。また、「絶対的価値」など存在しないことも分かりますよね。

誰かにとって、何かの面で役に立てばそれが僕やあなたの価値だということです。

起業した頃、自分の事業に対して「分析」をしました。

「ペルソナ」「3C分析」「5フォース分析」「SWOT分析」…やるにはやったのですが、これらを通して何が得られたのか? というとこのときはよく分からなかったです(苦笑)。

それは、「誰かにとって、何かの面で」という考えがなかったからだと今では思います。

むしろ、「絶対的に秀でた何かにならなければならない!」と思えば思うほど、分析という作業は自分を縮こまらせてしまいます。「こんなヤツらに勝てっこねーよっ!」って。

そうではなくて、本来は社会における自分の立ち位置を考えるものなんですね。このポイントであれば、誰かの役に立てる、という。

役に立てるのがたとえ1000人に1人でも、ざっくり日本の総人口1億人として1万人の価値にはなれるわけです。

1万人に1人でも1,000人の価値になれて、そのうち1%の10人がファン(信者)になってくれれば、なんだかんだ食うのには困らないと思います。まァ、もうちょっと自分のことを大切にしてくれる人が欲しいですけどね(笑)。

言うは易しですが、自分の価値をつくるにはかなり計算高くやっていく必要があると感じます。仕事でいうなら、

  • 立ち位置がハッキリしているか?(誰にとって・どんな面で役に立つ)

  • そのうち、どれだけの人にリーチできるか?(認知)

  • そのうち、どれだけの人がお客様になりうるか?(見込み客)

  • そのうち、どれだけの人が買ってくれるか?(お客様)

  • そのうち、どれだけの人がリピートしてくれるか?(リピーター)

  • そのうち、どれだけの人が無条件で買ってくれるか?(ファン)

これらを逆算して考えなければいけません。一朝一夕でできるものではありませんし途中で方針が変わるかもしれませんが、どれだけ事前に考えられているか? って重要だと思います。

適宜修正も必要です。僕はまだ修正し続けている最中です。

あなたもぜひ計算高くなってみてください。成功している人は表には出しませんが相当計算して行動しています。どこかに出かけることでさえ、なんらかの意図・計算が必ずあるものです。

曖昧な考えは曖昧な結果しか生み出しません(自戒)。

価値という言葉が曖昧である以上、僕たちが自分の手で“具体的に”コーディネートしていくことが大切です。

水そのものはとらえどころのないものですが、容れ物によって目に見える形が変わるように。


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