塩野谷 明美

塩野谷 明美

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記事一覧

4・4医院が軌道に乗るまでとその後

 医院を立ち上げる、軌道に乗せるための手法は色々とあります。そして、軌道に乗ったからといっておしまいではありません。そこから維持・成長していくには、日々進歩して…

4・3医院改装 チェア3台から5台、7台へと増設

 開業4年ほどで、医院を広くしました。35坪ほどだったのを、54坪に広げました。もともとテナントの建物にスケルトンがあり、使われていない状態だったのが幸いでした…

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4・2医院と私の将来を

 さて、医院が軌道に乗ってからその後の話題に入ります。そのまま闇雲に頑張っていた時期もあるのですが、次第に「将来像」が必要だと考えるようになりました。  私は当…

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4・1開業の方法についての提案

 私は2009年10月に、千葉県四街道市にて居抜き開業をしました。もともとチェア3台プラス院長室というレイアウトの医院で、1階が内科、2階が歯科で、今もそれは変…

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3・続けて働いていける環境を考える

私は勤務医の時、夜8時まで診療して、そのあとに「紙」カルテを記入し、40分ほどかけて自宅に帰っていました。帰宅するのは平均すると夜10時、とても忙しい日などは1…

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2・女性が働くということ

 ご存知の通り、歯学部では、マーケティングやマネージメントを勉強しません。私も、特に勉強をしないままに医院をスタートさせました。そのために、なんの手段も知らなか…

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1はじめに

2015年ごろでしたでしょうか。歯科医師過剰とそれに伴う歯学部定員割れが一般のニュースになりました。歯科医師過剰自体は、私が学生の頃から言われていたのですが、まだ歯…

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4・4医院が軌道に乗るまでとその後

 医院を立ち上げる、軌道に乗せるための手法は色々とあります。そして、軌道に乗ったからといっておしまいではありません。そこから維持・成長していくには、日々進歩していかなければなりません。なかでもマーケティングは、どこまで行っても終わりがありません。マーケティングで成功したことを、ここでは簡単にご説明します。

2020年の新患プロジェクト
 あさひ歯科には、月に70人ほどの新患が来てくれます。しかし

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4・3医院改装 チェア3台から5台、7台へと増設

 開業4年ほどで、医院を広くしました。35坪ほどだったのを、54坪に広げました。もともとテナントの建物にスケルトンがあり、使われていない状態だったのが幸いでした。拡張するとなると、通常は移転が選択肢になりますが、それには物件探しや引っ越しのみならず、様々な機関や取引先への住所変更、印刷物の住所変更など、やらなければならないことが倍増してしまいます。その点、そのままの場所で拡張できるというのは、かな

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4・2医院と私の将来を

 さて、医院が軌道に乗ってからその後の話題に入ります。そのまま闇雲に頑張っていた時期もあるのですが、次第に「将来像」が必要だと考えるようになりました。

 私は当初、細く長く続けていかれればという、漠然としたイメージを持っていました。しかし、イメージ通りに行かない出来事が多々起こり、山あり谷ありの人生を進む中で、だんだんビジョンが変わっていきました。今の私の目標は下記の3つです。

 ①年間医業収

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4・1開業の方法についての提案

 私は2009年10月に、千葉県四街道市にて居抜き開業をしました。もともとチェア3台プラス院長室というレイアウトの医院で、1階が内科、2階が歯科で、今もそれは変わりません。なんと、その内装外装を全部そのままに「引き継ぐ」という形で、家賃を払えば良いという条件で入らせていただきました。そのため、設備投資が必要なく、さしあたりの運転資金だけをかくほしてスタートすることができました。つまり、この時点で金

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3・続けて働いていける環境を考える

私は勤務医の時、夜8時まで診療して、そのあとに「紙」カルテを記入し、40分ほどかけて自宅に帰っていました。帰宅するのは平均すると夜10時、とても忙しい日などは11時になることもありました。午前の診療は10時からで、朝礼などもありませんでしたので、朝はゆっくりできたのが幸いでした。ただ、受付さん、助手さん、歯科衛生士さんも、カルテ記入こそありませんが、片付けをして仕事を追われるのは夜8時30分から9

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2・女性が働くということ

 ご存知の通り、歯学部では、マーケティングやマネージメントを勉強しません。私も、特に勉強をしないままに医院をスタートさせました。そのために、なんの手段も知らなかったので、軌道に乗せるのにとても苦労しました。勤務医時代には自然に?患者さんが集まる医院だったので、ちゃんとやっていればそういうものだろうと思っていました。今であれば、開業が実際に厳しいことも理解出来るので、そんな無謀なことをする先生はいな

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1はじめに

2015年ごろでしたでしょうか。歯科医師過剰とそれに伴う歯学部定員割れが一般のニュースになりました。歯科医師過剰自体は、私が学生の頃から言われていたのですが、まだ歯科医師の中での危機感だけだったと思います。それがいよいよテレビのニュースになり始め、さらに歯科医師のワーキングプアなども話題になりました。志あって歯科医師になり、第一線で活躍している若い先生方がワーキングプアになることは避けなければなら

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