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旅する薬膳師No.2    松本市      アルプスコーヒーラボさま

同じ長野県でも松本市は文化が違います。一言で表現するなら【広い】感じがします。松代城がある城下町だからでしょうか、人と人との距離が近いけれど、とてもオープンで新しいことをどんどん取り入れている文化を感じました。

そんな代表的な存在でもあるAlps Coffee LAB。
今までのコーヒーのイメージや【食し方】に対して変革を起こしていらっしゃるカフェ。【リミックスコーヒー】例えば、酒浸り/ブランデー、丸正醸造の味噌と掛け合わせコクを引き出した珈琲、わさびのマルイのわさびと掛け合わせた清涼感のある珈琲など、互いに単独で成り立つ食をReMixさせることで、新しい味わいを生み出していらっしゃいます。

オーナーの斎藤さんは、営業で長野を訪れているうちに知り合った喫茶店経営者の方の後を継ぐ形で長野へ移住されたそうです。そんな斎藤さんのご厚意で今回は、薬膳講座を開催させて頂きました。

もともとは薬局の薬草保管蔵だったという偶然!

白い蔵を改装した和モダンが印象的なこの建物は、なんと!薬局の薬草保管用の蔵だったそうです。こんな偶然があるでしょうか。

今回は13種類の薬草を持参し、実は日本人が体系化した【漢方】についてのお話と、私たちの生活にこそ取り入れやすい【薬膳】についてお話をさせて頂きました。安曇野や長野市から12名の皆さんがご参加下さいました。皆さまがお持ちになっていた【薬膳】とはまったく違っていたようで、とても驚かれていらっしゃる方も。

立派なはりには当時の記録が…

わずか2時間程度でしたが、活用出来る薬草はこの長野であればとても身近にあるもの(庭先や畑、山など)で、それらをブレンディングすることは、まるで自分だけのサプリメント作るような感覚であることなどを体験して頂きました。

ー 陰陽という哲学を知ることで、ご自分の変調・不調の度合いを知れる
ー 五行とは実は生活の羅針盤で、次の24節気の節目にはどんなことをして
  おけばいいのかを事前に知ることが出来る
ー 実は漢方は日本が生んだものであること

これからこんな旅を日本中しながら、その地域の【食】の歴史や習慣を
学びつつ、身近な食材や薬草で今日から始めることが出来る薬膳ライフを
お伝えしていこうと思います。
ご参加下さいました皆さま、そしてアルプスコーヒーラボの皆さまありがとうございました。