ひとりそたぶ704 アイドル(3回目)
704回目は「アイドル」です。3回目です。
ではご覧下さい。
嵐ヶ丘
お漫才/アイドルデビューですわよ
香乃子:こちらが立華お嬢様、私がメイドの香乃子。二人合わせて嵐ヶ丘と申します。何卒御贔屓の程宜しくお願い申し上げます。
立華:時代はアイドルですわ!!なのでわたくし、アイドルになりますわ!!
香乃子:アイドルですか。某坂とか某娘。とか某週末アイドルとか色々ありますけれども何処に加入されますか?
立華:フフーン!!そんな十把一絡げな連中とわたくしを一緒にしないで下さいまし!!
わたくしが目指すアイドルはずばりピンですわ!!
香乃子:ピンって言い方ですと我々の仕事に引っ張られてますよ。ソロで今売れてる方ってほぼ居ないと思うのですが。
立華:なので一緒にアイドルデビューしますわよ香乃子!
香乃子:私も一緒に活動するとなるとそれはソロではなくピンでは無いでしょうか。
立華:ではまず履歴書をアイドル事務所に送りますわ。
「相方に勝手に応募された」って名目なのでわたくしが香乃子のを送るので、香乃子はわたくしの履歴書をお送りなさいな。
香乃子:確かに男性ユニットに誰が所属してるか分からない所でお馴染みの所にそういう同期の方は居ましたけども。普通に面倒ですよ。
立華:で、二人共オーディションの最終審査も無事通過致しましたと。
香乃子:一番端折ったらいけない部分を駆け抜けましたね。そこが一番大事でしょうに。
立華:わたくしは兎も角、香乃子は美人でスタイルも運動神経も抜群ですから通らない道理がありませんわ!!
香乃子:そんな事無いですよ……///お嬢様だって可愛らしいお顔をしていますし、お歌もとってもお上手ですからアイドルで充分通じますよ……///
立華:なのでオーディションは無問題ラですわ!!
香乃子:うーん。この説得力。流石お嬢様。
では我々無事にオーディションを通過してデビューする事になりましたね。
立華:ユニット名は丁度某5人組グループが休止しているので「嵐ヶ丘」そのままで行きますわ!
香乃子:隙間産業的な感じで使わない方が宜しいかと。折角アイドルになるのですからもっと可愛らしい名前が良いです。
立華:でしたら「ももいろ嵐坂娘。」にしましょう。
香乃子:パクれるだけパクらないで下さい。四方を敵を回すのは宜しく無いかと。でしたら「嵐ヶ丘」で我慢します。
でコンセプトは?
立華:まずはトイレに行かないですわ!
香乃子:昭和の都市伝説じゃないですか。本番中に漏らしたら一発で退場ですよ。
立華:パンパースをすれば問題ありませんわ!!パンツが見える心配もありませんわ!!
香乃子:おむつをするアイドルは裸になって何が悪いんだの人に任せておきましょうよ。我々の領分ではありません。
もっと他に良いコンセプトが無いのでしょうか?
立華:そうですわね……。
でしたらわたくしのお嬢様キャラと香乃子のメイドキャラを活かして舞台で面白おかしくお喋りをするのは如何かしら?
香乃子:それだと普段の私達のお漫才そのものじゃないですかっ。
これにて嵐ヶ丘のお漫才、お別れのお時間と相成りました。またお会い出来る日まで御機嫌よう。