再放送 ひとりそたぶ95 救急車

ハーベストムーン
漫才/駆け抜けたいの

ユウ:こんな閉塞した世の中、車でも飛ばさないとやってらんないね。

アイ:そうだねえ。でも交通ルール守らないと危ないから中々出来ないけどね。

ユウ:そこでアタシは考えました。救急車が欲しいと。

アイ:救急車!?何でまた。

ユウ:サイレンぶっ放せばみんな避けてくれるし、信号も無視し放題。

アイ:そんな理由で乗り回したいとか!ルール無用が過ぎるよ!

ユウ:普通そんなことしたら警察に捕まるけど、救急車なら許される。

アイ:通常の救急車なら許されるけど、ユウちゃんは許されないよ!

ユウ:なんと高速も無料で飛ばせる。渋滞も関係無し!

アイ:救急車じゃそんな遠方まで行けないよ!救急車は命を扱うから特別なんだよ!

ユウ:命を扱うって、普通の車だって乗客の命を乗せて運んでるじゃない。

アイ:そうだけども!でも緊急性が違うんだよ!

ユウ:でも救急車良くない?真夜中にサイレン思いっ切り鳴らしても怒られないんだよ?

アイ:鳴らさないと避けてくれないからだよ!

ユウ:普通に音楽うるさい車とか見てると蹴り飛ばしたくなるけど、サイレンなら許される。

アイ:目的が違うからね!むやみやたらに鳴らすと怒られるよ?

ユウ:サイレンのどさくさに紛れて大音量で音楽を鳴らそう。

アイ:カムフラージュすれば良いとはならないよ!?うるささが二重になっただけだよ!

ユウ:それに万が一事故を起こしてもそのまま治療が出来ちゃう。

アイ:救急車で事故とかシャレになんないよ!!てか医師免許持ってないのに治療なんか出来ないでしょうに!

ユウ:むむっ、全然分からないどうしよう。このままじゃ被害者の命が危ない!!

アイ:でしょうね!

ユウ:しょうがないサイレン鳴らして病院まで飛ばして行くか。

アイ:ここで本来の使い道!!もういい加減にして!

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