過去ネタセレクション010

七年ほど前に書いた姉妹百合コントです。即興で苦し紛れに描いた記憶があります。結果発表で今田に扮した司会者の方に「徳井(チュートリアル)!!ええかげんにせえよ!!」と怒られました。

ではご覧下さい。

処女☆後悔
コント/残酷な夏休みのテーゼよ

初音(妹):ううう、夏休みが終わりに近付いていると云うのに宿題が全然終わらないのです!!

 蜜(姉):全く初音ったら……。

      いつもお姉ちゃん言ったわよね?ちゃんと宿題を少しづつ片付けないと後になって後悔するわよって。

初音:だってだって!宿題してるとお姉ちゃんが寂しそうにすり寄って来るのです……///

 蜜:だってだって!学校があると日中は可愛い可愛い初音が私の目の前から居なくなるんですもの……///

初音:日中は働いた方が良いと思うのです!お母さんに冷たい目で見られるのです。

   それに町内のお祭りやらコミケやら海やらプールやらキャンプやら毎日どこかしら連れ回されたのです!

 蜜:だってだって!!折角の夏休みだからずっと可愛い可愛い初音と一緒にお出かけしてイチャイチャしたかったんですもの……///

初音:無職なのにお金はどっから用意したか気になる所だけど気にしない方向で行くのです。

   そんでもって夜も毎日の様に身体を求めあってたのです……///(段々声が小さくなる)

 蜜:だってだって!!学校が無いってことはお寝坊しても怒られないからそれなら毎日出来るじゃない……///

二人:……///

初音:……って完全にお姉ちゃんの所為なのです!!妹の失態の責任を姉として果たして欲しいのです!!

 蜜:うぐう。ぐう正論だわ。

初音:それに宿題が新学期の日に提出出来ないとアラサーナイスバディな女教師の一日性奴隷にされてしまうのです!!

 蜜:な、何ですって!?私だけのマイエンジェル初音があの胸だけが取り柄のバカ女に飼われてあんな事やこんな事をされてしまうですって……!?

   可愛い初音の為だわ。お姉ちゃんが手伝ってあげる!!

初音:やったー!!お姉ちゃん大好きー!!(ぎゅっ!)

 蜜:///


(しばらくお待ちください)


二人:はあはあはあはあ……///

初音:お姉ちゃんったら昼間っから激しいのです……///

 蜜:今日はお父さんもお母さんも町内会の旅行だからね。痛くなかった?

初音:ううん、お姉ちゃんが優しいから何とも無いのです。

 蜜:良かった……。所で残った宿題を教えてくれるかしら。

初音:ぐむぅ、忘れる所でした……。これなのです!

(ドサドサドサドサドサドサ……)

 蜜:くっ……、あのメスブタ淫乱教師……!!こんな大量に宿題なんて出して……!!

   幾ら私の初音がクラスで一番可愛くて頭が良くて天使で受けでもこの量を40日でこなせるワケ無いじゃない……!!

初音:助けてくれますか?(キラキラした眼差しで蜜を見つめる)

 蜜:当たり前じゃない!私を誰だと思ってるのかしら?初音の唯一のお姉ちゃんよ!

初音:おおっ!根拠は無いけど安心したのです!

 蜜:早速片付けて行くわよ!

初音:やっぱりお姉ちゃんは頼りになるのです!アラサー無職だけど。


(短時間で大量の宿題がみるみる内に減っていく)


 蜜:フフフ……、ワークブックは全部終わったわ……!!

初音:おおおっ!!お姉ちゃん凄いのです!!見た感じ答えもちゃんと全部合ってるのです!!素晴らしいのです!!

 蜜:これぞ妹を思うお姉ちゃんの力よ!!

初音:自慢の姉がいて嬉しいのです!でもそんな力あるなら週2のでも良いからアルバイトを探して欲しいのです。

 蜜:これで全部かしら?

初音:いいえ、残念ながらまだ残っているのです。じゃーん!(スケッチブックと日記帳を取り出す)

 蜜:な、何かしらコレは……!?

初音:夏休みの思い出をスケッチするのと毎日書かないといけなかった日記なのです……。

   もう夏休みも残り2日なのに間に合いそうもないのです……。くすん。(涙目)

 蜜:あー、泣かない泣かない。泣いたら舐めちゃいたい位可愛い天使の様な初音のお顔が台無しよ!あ、でも涙ちょっと舐めたい!

初音:お姉ちゃんたら……///


(しばらくお待ちください)


二人:はあはあはあはあ……///

初音:もう夕方なのです……。

 蜜:夏の日は釣瓶落としね。

初音:それを言うなら秋の日なのです!季節を先取りしちゃ駄目なのです!

 蜜:こんなお姉ちゃんは嫌いかしら?

初音:ううん!世界で一番素敵で綺麗でちょっぴり意地悪だけどあたしに優しいお姉ちゃんを嫌いになんてなれないです!!誰よりも大好きです!!

 蜜:私も初音の事誰よりも大好き!!

二人:えへへへへへへへへへへへ。

 蜜:そんなこんなでスケッチが出来たわよ。

初音:早いのです!!エッチスケッチワンタッチも真っ青のスピードです。このスピードを履歴書書くのに生かして欲しいのです。

 蜜:タイトルは「夏の黄昏に佇む美少女」よ!

初音:タイトルからして期待値がマックスなのです!見せて下さい!

(ベランダでイチャコラして素っ裸の初音が描かれている)

初音:な、何ですかこれは!?こんなの提出したら女教師鼻血ブーなのです!

 蜜:おバカさんね、裸は古来からの芸術の証なのよ?

   それにこの絵を提出すれば、あの淫乱泥棒猫も初音は既にお姉ちゃんの物だって納得するに違いないわ!

初音:そうだったんですか!?一石二鳥なのです!!お姉ちゃんはやっぱり賢いのです!!かしこい・かわいい・エリーチカも真っ青です!!

 蜜:ふふっ、さあ後は日記よ!日記は色々連れてってあげたから覚えてるでしょ?

初音:うん!

   町内会のお祭りでは親子に間違われたりしたけど何だかんだ最後はイチャイチャした事、プールではナンパ野郎を撃退して最後はイチャイチャした事、

   コミケでは露出度の高いコスプレをして最後はイチャイチャした事、キャンプでは野外でイチャイチャした事……etc

   ちゃーんと覚えてるのです!!

 蜜:ふふっ、ちゃんと覚えてて良い子ね。そこまで覚えてるなら事細かに書いた方が評価が良くなるわよ。

初音:お姉ちゃんありがとうなのです!無事にぐう畜アラサー淫乱女教師が出した宿題が全部終わったのです!

   これはお礼なのです!(ほっぺにチュウ)

 蜜:まあ///

   でも、初音。これだけじゃお姉ちゃん満足しないわよ?まだ夏休みは丸一日残ってるのよ?覚悟は良いかしら?

初音:承知の上なのです!!///あの、優しくして下さいね……?

 蜜:フフフ、さあどうかしらね……?///


(しばらくお待ちください……ってもうこれ以上何も無いので暗転)


~その後~
宿題は無事完成したが、愛を確かめてからグッスリ眠り、登校日に結局間に合わなかった為女教師の一日性奴隷になった初音であった。
一方で蜜お姉ちゃんは新任の講師として初音の学校に赴任し、後日女教師(実は蜜の元担任)を逆に共に性奴隷に仕立て上げたのであった。
めでたし愛でたし

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