久しぶりの日記

久しぶりに日記を書こうと開いてみたが、ログイン用のメールアドレスもパスワードも忘れていて、それ用の手帳を開いてみても書いていなかった。
ここの存在は自分の中であまり大事ではなかったのだ。
書き散らし的な。
大切なことなど何一つ書いていない。

2024年1月末に大切な人と別れて新しい生活を始めた。
今は5月で丸3カ月経過したが、あまり傷が癒えず、泣いてばかりいる。
なぜ泣くのか。
楽しかったことを思い出すと一番泣ける。
幸せだった時のこと。
幸せな時間より、辛い時間の方が増えてしまったから別れたのに、やはり幸せだった時間はかけがえのないもので、思い出の中でキラキラ光るものだから、その光を見ると眩しくて涙が出る。
もうあんな煌めきは私の人生に訪れることはないだろう。
彼は間違い無く、私の人生を輝せ、私一人では出せなかった色を、煌めきを一緒に産んでくれた。
かけがえのない人。
あの人に代わる人なんていない。

これから人生下り坂、メインカルチャーからも外れ、誰からも省みられない、透明人間となっていくのだろう。
くすんだ人生をこれから一人でどうやって歩いていけばいいのか。
かといって、彼と二人でも生きられなかった。
苦し過ぎて。
考え方の違いが大き過ぎて。

「そんな些細なことで」

と彼は言ったが、全然些細ではない。
そのせいで、何年も辛い思いをしてきた。
それなのに

「もう僕はそこにこだわっていない」

何を言っているのかわからない。
それがあなたの今の生活すべてでしょうが。
それに従えないなら別れるとまで言っていたじゃないですか。
それでどれだけ私が悩み苦しんだか、あの人はみていたはずなのに。
決定的な結論を出すまで自分から歩み寄ろうとしなかった。
私を許そうとしなかった。

本当に出ていくとは思ってなかったのだろうか。
できることならずっと一緒にいたかったが、それはできないだろう、いつか終わりが来ると最初からわかっていた。
それでもできるだけ一緒にいたかった。
愛していた。
今でも愛している。
だから苦しい。
でも、一緒にはいられない。
違いすぎるから。

もう、新しい道を選んでしまった。
後戻りはできない。
終わったこととして諦めるしかない。
十分がんばった。

新しい私の人生を、輝かせられるのは自分しかいない。
がんばれ。自分。


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