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【私は愛なんて知らなかった】MtFの彼女-033

今月は逢える可能性が低かったのだけれど、いつもとは違う曜日で彼女と逢うことができた。

一緒にいた時間は短かったけれど、満ち足りた時間を過ごした。

前回のプレイがあったので、今回は少しだけ道具を持参したけれど、結局使うことはなかった。
彼女の体調が優れないようだったので、無理はさせたくなかった。

前回の

だから、私は彼女に相応しくないのではないかと考えていることを、私は彼女に話せず、彼女はここを読んで知ることになる。

【私は愛なんて知らなかった】MtFの彼女-033

これを読んだ彼女は、

「相応しくないとか言っちゃ駄目」

と、すぐにチャットで泣かれてしまった…。

また私の悪い癖なので、素直に彼女の言葉を信じようと思う。

メキシコ料理を食べて、色々なビールを飲んで。
珍しく私は眠剤を飲んで(彼女と眠る時は安心するのか眠剤はいらないのだけれど)、彼女に腕枕されて抱きしめられながら眠ってしまった。

お互い沢山抱きしめ合って、触れ合ったけれど、セクシャルなことはしなかった。
けれど、お互いに、とてもとても満ち足りていた、と思う。

彼女は後に、

「エリが寝ている時、いっぱいくっついたの。そうしたらね、エリ、寝ているのに、私の頭を撫でてくれたり、抱きしめてくれたりしたの。こんなにくっついていたの、初めてだよね?」

と、嬉しそうに教えてくれた。

2月3月は多分逢えないと思う。
けれど来年は、某温泉に行こうと計画しているので、それだけでも叶えたい。

けれど、彼女のいない年末年始はとても寂しくて、ベッドで頓服の安定剤も飲んで、泣きながら過ごしている。

再来年の今は、一緒に暮らしていたい。



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