見出し画像

【卯月妙子著】椎名エリの「生」

2021年12月9日 22:50

彼女は、果てしなく長い歳月をかけて、自分の体内に脈打つものが、温度を保ち、それは暖かく、そして毒々しいまでもの深紅であることに、ようやく想い至れた。

それは、彼女自身が生きていて、この現実と繋がっていること、彼女が彼女として存在すること、そしてこの先も生きていくこと、それを彼女が自覚するという、意味合いを持っていた。

ここから先は

571字
最初は卯月妙子が書いてくれたことへのアンサーを、私が書いていこうと思います。 最低月1本、できれば月2本はUPしたいです。

親友の漫画家「卯月妙子」が私について書いてくれた文章をまとめています。収益は卯月妙子に送金します。 卯月妙子が現在書けない状況のため、今後…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?