ファン感謝祭よりも観ていたいもの(ファンにはそれぞれの楽しみ方がある)
(月曜日が終わりました。お疲れ様です)
久しぶりの野球記事。
昨日は北海道日本ハムファイターズのファン感謝祭。勿論、関東住みの私が北海道に今行くことは出来ない。でも毎年「行けない」より「行かない」が強い。
試合は大好きだ。でも選手に会いに行きたいわけじゃない。
先に伝えておくと、別に誰かを批判するために書いているわけではない。野球の楽しみ方は人それぞれだということを理解している。ただ、ファンフェスの時期を過ぎると再確認する事ができる自分の気持ちが存在するのだ。
東京ドームが近いため、また小・中学生の時熱烈な巨人ファンだったため、巨人戦を見に行くことが昔から今もある。日ハムファンと巨人ファンは雰囲気が違うと、試合に行く度に感じる。
ファン同士も気がついているだろうが、日ハムのファンは試合を観に行く人と同じくらい、個人を観に行く人が多い。
攻撃の際は身を乗り出し、必死にカメラで目当ての選手の姿を撮ろうとするが、守りに入ると自身のスマホを触り続け全く試合を見ていないファンの姿。さらに悲しく感じたのは、同じ日ハムの選手が打席に立つ時も応援することより、目当ての選手をカメラで収めようとするその姿。
巨人にも全くないわけではないが、こんなに右左当たり前のように全面的な姿を見るのは初めてだった。当時高校生でアルバイト代をためて、初めて日ハムの試合をホームへ見に行った時、驚きと悲しみと、憤りとやるせなさを感じた。
あの経験を初めてしてからもう何年も経つが、きっとこの先も忘れることはない。それほど当時の私には衝撃的な光景だった。そして、それは今も変わらない。むしろ今の方が増えたようにも思える。前列には大きなカメラを抱えたファンが多い。
ファンは大きく分けて2通り。野球に惚れている人達と選手に惚れている人達。きっと私は試合が楽しみな前者のファン。そしてファン感謝祭に行くファンは後者だろう。
選手を追いかけたいわけじゃない。写真を撮りたいわけじゃない。SNSに載せたいわけじゃない。ただ、試合を観に行きたい。
格好良い姿はTシャツじゃなくてユニフォームを着たプレーで見たいし、髪の毛はセットしてなくて、ぐしゃぐしゃが良い。ユルッとした空気ではなく、本気で勝つためのバキバキの目、あの瞬間を見たいのだ。
だから、ファンフェスには「行けない」じゃなくて「行かない」。ファンにはそれぞれの楽しみ方がある。その代わり、試合には「絶対に行きたい」。
昨日再確認できたことは、私は野球が好きだということ。
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