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『書く習慣』1ヶ月チャレンジ Day4 今1番変えたいこと
別に面白くもないのに笑うこと、ありませんか。
私はある。
1日を思い返すと1回だけでなく3回4回はある。
通勤の最中に駅で転びかけた時に1回、同僚がギャグを言ってスベッた時に1回、昼休みに何やら皆笑ってるのでとりあえず合わせて1回、会議で空気が悪くなりそうな時自分からボケて1回。
こうして並べてみると愛想笑いにも色んな種類があるなぁと感心する。
変えたいと思っていることだから感心している場合ではないのだが。
自分のミスの照れ隠し、優しさ故の愛想笑いや空気を読んだ笑い、その場を円滑にするための自己犠牲。
愛想笑いを嫌がる人は少なくないと思うが、愛想笑いも別に悪いことではないと私は思う。
愛想笑いでその場が円滑に回ることはあるし、逆に私も愛想笑いをされて救われた場面もある。
でも面白くもないのに笑うのは、なんだかちょっと疲れるのだ。
頭で考えてから笑え!と表情筋に指令を送り、口角をクイっと上げ、表情筋が記憶している‘’笑顔の形”を再現する。
「笑顔が素敵」と褒められることも少なくなかったのでその表情は完璧だと思っていたのだが、なんだか最近不調である。
どこか少しぎこちない感じがする。
その理由として一つ心あたりがあるのが、「最近怒りという感情を覚えた」ことだ。
元々私には「怒り」という感情があまり備わっておらず、人に何か嫌なことをされても気が付かず一日の終わりに「なんかモヤモヤするな・・・」とそこでやっと嫌なことをされたことを気が付く人間である。
気が付いたところでちょっと悲しい気持ちになるだけで「許せない!」と怒りには変わらない。
「なんでそんなことするんだろう。まぁそういう人もいるよね」で終わる。
敢えて私に嫌がらせをしたい人にとっては格好のカモなのだろうが、出会う人は大概性質の良い人間が多かったのと、敢えて嫌がらせをしてくる人とは自然と距離が出来てくるので特にそれを不便だと思ったことはなかった。
(周囲の人間はそれを見てやきもきしていたようだが)
しかし約1年半前、「身体の不調」という形でその怒りは現れた。
今までもお腹を壊したり少しの体調不良はあったのだが、耐え得る限界を超えその日寝て治らないほどの体調不良になったのだ。
医者に行き「うつ病ですね」と言われ、そこでやっと「私は無理して笑ってたのか!」と気が付いた。23年生きてきて初めての気付きである。
もしかしてあの時も、あぁこの時もと体調不良になった前後の記憶を辿るとゴロゴロ出てくる。
私、自分でも気付かないうちに無理して愛想笑いしている。
「私にも怒りがあるんだ。こんなことが嫌だったんだ」と気が付いてから、「今私は面白くもないのに愛想笑いをしている」ことにも気が付いた。
滑稽な話だが、気付く前より気付いた後のほうが笑うことが下手くそになった。
錆びた人型ロボットのようにギギギ、と音がしていそうだ。
けれど「愛想笑いをしている」ことに気付けるようになったことも一つ成長なのかもしれない。
やっと自分の奥底の気持ちと少しずつ対話出来るようになったのだ。
ずっと気付かずほったらかしにしていた私と。
私として生まれてきて25年目、今やっと自分自身と毎日少しずつ話している。
しかしここで新たな疑問が生まれた。
面白くない時は無理して笑わないようにとは思ったけれど、面白くない時はどんな顔をしていればいいのだろう?
真顔?怒った顔?変顔?
誰か正解を教えて欲しい。
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