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【エッセイ】人生の幸せは人それぞれということ

 結婚するって、幸せな人生を過ごすために必要だと思っていた。

 ドラマでも「早く結婚して母さんを安心させてちょうだい」って子どもに言うシーンもよく見るし。
 自分も自分の両親も自分の姉妹も、普通に結婚しているし。

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 以前同じ職場で働いていたTちゃんは自称引きこもり。(というか自宅に閉じこもり?)
 休みの日はずーっと部屋でぼーっとしていたいし、実際していると聞いた。
 仕事をしなくてもいいなら、ずーっと部屋にいたいらしい。

 Tちゃんは県外で独り暮らしをしてた学生時代、週末や長期休みで帰省せず、部屋に閉じこもっていたとか。

「結婚とか、他人と暮らすのは無理ですねー」
というTちゃんに、
「例えば親を安心させるために、結婚したくないって男の人と籍だけ入れて一緒に暮らすとか?」
と聞いてみたことがある。
「無理無理! 完全に生活スペース別れてて、顔合わせなくてもよければ
、何とか……」

 ……それじゃ一緒に暮らすとは言わない。
 じゃあ、Tちゃんは他人と暮らさない方が幸せなんだ。

 私の意見はあくまでも「親を安心させる為」という意見でしかなく、Tちゃん為ではなかった。

 ちなみに私は「結婚=幸せ」だと思ってた。
 人によっては、結婚が苦痛な人もいるんだ。

「結婚=幸せ」っていうのは、皆が思い込んでるだけなの?

 早く結婚しなさいって言う親が悪いという話でない。
 親だって「結婚=幸せ」だと思っているんから、子どもに幸せになってほしいだけ。

 ちなみに結婚を否定しているわけでもない。
 実際私は結婚をしていて、幸せだから。

 幸せは人それぞれで。
 結婚しようがしまいが、その人が幸せならいいんだよね。

 結婚ということに限らず、今まで自分が正しいと思っていた概念は本当に正しいのか? って考えるきっかけになった出来事だ。

 私はこれからも、物事を多面で捉えたり、広い視野を持ちたいと思っている。

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