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精霊迎え 六道まいり

この世とあの世の境界がある場所、京都東山の六道珍皇寺へ行ってきた。ここは、お盆の精霊を迎えるために参詣するお寺。あの世へつながる井戸もある。

今年はコロナ禍のため、例年どおりの精霊迎えの行事は行われず、本年に限りオンラインによる代参を受け付けているらしい。でも初盆の人に限り、従来と同じ形での参詣が許可されているとホームページに書かれてあった。亡くなった人が初めての里帰りで迷わないよう、ちゃんと迎えに行かなくちゃいけないってことらしい。

というわけで、父の初盆なので、母と一緒に父を迎えにいってきました。

寺僧さんに戒名を書いてもらった水塔婆を持って、迎え鐘を打つ。お線香の煙で水塔婆を清め、高野槙を使って水塔婆に水をあげる。こうして、あの世の魂をお迎えすることができる。

提灯が灯り始めた境内は、水塔婆を胸に持った人々が打つ迎え鐘の音が絶えず響いていて、お盆らしい幻想的な雰囲気でした。

境内にある閻魔大王像にも祈っておいた。どうぞ、お手柔らかに。
今日から私は夏休み。


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