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3歳1か月 お姉ちゃんだから

 娘が3歳1か月になった。

オオタニサン...?

 最近、「お母さん、オオタニサンね」と、よく言われる。保育園に野球好きの子でもいて、保育園児の間でもオオタニブームなんだろうかと聞き流していたら、先日、絵本の背表紙を見て、「あっ、オオタニサンだ!」

 オオタニではなく、オオカミでした。

 どうやら、12月にやる保育園の生活発表会の演目で、オオカミさんが出てくるらしい。保育園でよく練習しているので、家でもオオカミさん、オオカミさんと言っていたみたい。

 生活発表会で、娘たち2歳児クラスは劇をやるらしい。3歳になるかならないかの子たちによる劇...!? 楽しみすぎる。なんとか風邪を引かずに当日を迎えたい。

 娘が通うのは小規模保育園なので、娘たちのクラスが最年長だ。園のイベントでも、自然と主役になる。娘たちも、自分たちが一番お姉さん、お兄さんという自負があるみたいで、下のクラスの子たちは"赤ちゃん"だから、優しくしないといけないと思っているみたい。そこは小規模園のいいところかもしれない。

赤ちゃん返りから帰ってきた

 家でも、3歳の誕生日を迎えてから特に、名実共にお姉ちゃんになった。

 今でもたまに、「〇〇ちゃん、バブちゃんになっちゃった。バブバブ〜」と自己申告して、抱っこしてもらいたがったり、自分でできることを親にやってもらいたがったりするけど、明らかにヤキモチから来るワガママはなくなり、赤ちゃん返りから抜け出した気がする。

 弟にお気に入りのペンギンのぬいぐるみを貸してあげたり、抱っこしたり、笑わせたり、なでてあげたり。弟への接し方がとても優しい。「あっ! 弟ちゃん泣いてる。抱っこしたげて」とか、「娘ちゃんが食べさせたげる!(離乳食)」なんて言ってくれて、赤ちゃん返りが終わって、夫と私側に来てくれた感じ。

 誕生日が過ぎてから、突然一人でできることが増えた。ブランコに一人で乗れるようになった。怖がっていたシャワーを克服した(お風呂に入れるのが格段に楽になった!)。サポートなしで一人で手を洗えるようになった。上着を自分で着れるようになった。自転車のヘルメットのベルトを自分で留められるようになった。

 できることが急激に増え、そのたびに「お姉ちゃんだから」と言う。3歳になった、ということが娘の中でとても大きいらしく、「自分はもう3歳なのだ」という自信が娘の自立心を後押ししているみたい。

 同じぐらいの年齢差で第二子を産んだママ友が、「上の子が3歳になったらだいぶ楽になった」と言っていたけど、本当にそうだ。娘の世話は、どんどん楽になっている。むしろ、弟をあやしてくれたり、ガーゼやブランケットを取ってくれたり、立派な戦力になってすらいる。

いいこと思いついた!

 夫婦で話していると、「なんの話?」と必ず入ってくる。なるべく娘に分かりやすいように説明するけど、理解できない時は、「〇〇ちゃん、昨日公園行った!」とか、自分の話に無理やり持っていこうとするのが面白い。

 「あっ! いいこと思いついた!」というのが最近のブームで、いいことって何かと思えば「みかん食べる」だったりする。「あっ!」の時に、人差し指を顔のそばでピンと立ててるんだけど、これって私のマネか? 私、そんなことしてるんか?

 「お母さんごはん食べた? お父さんごはん
食べた?」と、私たちのお茶碗が空になったことを確認した娘が、「二人とも、食べた?」と聞いたことがあって、「二人とも」なんて表現も知ってるのか〜と、感心した。

 そういう、そんな言葉知ってるん! そんな表現使えるん! ということがよくあって、どんどん進化していく3歳児との会話が楽しい毎日だ。

替え歌

 赤ちゃん返りが落ち着いたせいか、最近は毎日とてもゴキゲンで、明るくて、楽しい。

 知っている歌のメロディに、目の前の状況を歌詞にして、替え歌みたいなのをよく歌っている。セリフを歌にしている感じで、ミュージカルみたい。とにかく、よく歌う子。

 昨日は、「どこでしょう」という保育園でよく歌う歌にのせて、「おじいちゃん、おばあちゃん、どこですか? 京都です、京都です こんにちは♪」と歌っていた。よく分かってるねえ。


 気づけばもう師走。イベントが多い季節なので、このまま元気に過ごしてほしい。

 

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