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アレルギーとともに暮らす

長年の体調不良が、腸に原因があり、から、はや2週間近く。身体から入って、出るもの、すべてを管理し、食事改善により、生活ががらっと変わった。

まず、卵、小麦、乳製品がダメとなると、ラーメンやうどん、めん類はNG。お菓子はほぼ全滅。ナチュラル系のお店をまわったが、グルテンフリーの商品はあっても、卵を使っていたり、ナッツやフルーツ、野菜の中でアレルギー反応のあるものがあり、食べられるものが限られる。もちろん、ヨーグルトや牛乳もNG。

一番やっかいなのが、小麦で、お醤油やソース、ドレッシング、私たちの口にするもの、ほとんどに使われている。今の私には、この世の中を侵略しようとしているかのようで、小麦が怖い存在なのだ。

そうなると、お肉やお魚を、塩コショウで味付けて、グリルで食べるのが定番になる。でも、同じメニューをこなすと、バリエーションがなく、さすがに飽きる。味が薄い。おもしろくない、食事が楽しくない。

でも、家族や友人、仕事関係者の理解があり、合宿先で特別ワンプレートを提供してくれたり、会食でバーニャカウダやステーキをソース別で注文してくれたり。やきとり(塩)を、これだったら食べられるんじゃない?と端から端まで注文してくれた。少しでも食事が楽しくなるように、制限があっても、気を付ければいいだけと教えてくれた。

私のむずかしいリクエストに付き合ってくれる、まわりのサポートのおかげで、食べものへの感謝の気持ちが、これまで以上に芽生えた。食事もゆっくり味わって食べるようになり、素材本来の旨味を味わうようになった。和食屋で、ちらしずしを特別にアレンジしてくれた上に、みそ汁ではなく、魚のあら汁だけで提供してくれた。魚の出汁だけで、こんなに美味しいんだって、あの一杯のすましが、今でも忘れられない。

外食でいうと、イタリアン、フレンチ、意外と中華はあまり食べられるものがない。かといって、和食だと、煮物や揚げ物、細かく言い始めるとおでんもだめなわけで(お店選びは、柔軟に対応してくれるかがポイント)。そうなると、お家ごはんが一番安全だと気づく。元々料理は好きで、学生の頃はよくホームパーティをした。当時から気にかけていたことと言えば、味付けに頼らず、食材そのものの味を活かすこと。これを機に、食材本来の味を、思いっきり楽しもうと思う。

※参考までに、アレルギー一覧

卵(白身、黄身)、小麦(グリアジン、グルテン)、乳製品(チーズ、牛乳、カゼイン)、酵母菌(パン、ビール)、きのこ、アーモンド、カシューナッツ、そば、バジル、バニラ、バナナ、ピーチ、パインアップル、ビーツ、なす、さつまいも、ほうれん草

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