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エネルギーが行き交う場 Energy field

週に1回、カフェの現場にでるようになり早2年が経つ。なぜ、私はお店に立ち続けるのだろう?私は結局、現場で何をやっているのか?その答えは、シンプルに、エネルギー交換なのだと思う。気持ちのいい挨拶とウェルカムな姿勢が評判の私は、自らのエネルギーを放つことを、まわりからの反応があるないは期待せず、ただその在り方で楽しんでいるのだ。


エネルギー交換

たとえば休日、街に出掛けて、素敵なお店を見つける。ふらっと入った先で、居心地のよい空間が広がっていて、お店の人と心が通じ合うようないい会話ができた時、私はコーヒー一杯分のお金を気持ちよく支払うだろう。私にとっては、このエネルギーの交換が経済がまわっていくことであり、こういう消費の仕方が好きだ。サステナビリティとは何も自然や動物、モノだけにとどまらず、人と人との向き合い方やお互いを大切にすることも同じ。相手が与えてくれるエネルギーを受け取り、その対価を支払う、これが気持ちのいい経済活動ではないか。

場のパワー

さて、カフェとは、いろんな人が行き交う場だ。打ち合わせで利用する場合もあれば、友人とのおしゃべり、ひとり時間を楽しむ、いろんな思いや背景があって人々が集まってくる。それだけ人が集まれば、一杯のコーヒーからアイディアが生まれたり、人生を変え得るような出会いに繋がる可能性だってある。

細々と活動してきた2年の間、目の前でどんなことが起こってきただろう?昔PRの仕事に携わってきた経験上、自分や会社が信じるものを、言葉で伝えることは大切だ。けれど、言葉以上に、その場が人に与える空気感やメッセージは計り知れない。よくわからないけど、ここにいるだけで前向きな気分になったなんてことはないだろうか?目に見えないが、確かに説明のつかない何かがある。いい気の集まった空間では、こちらから一方的に何かを伝えようと必死にならなくても、人はそれぞれ自分なりに受け取っていく。そして、伝播していく。

関係性の変化

あの人は、何者だ?

最初は、飲食店のスタッフなんてたかがバイトだろうと、スタッフと顧客との間に、お互い気づかぬうちに上下関係が成り立っていたのだろう。それもだんだんと変わっていき、「ただならぬオーラを感じる。あの人は何者だ?」と問い合わせが入るようになった。気づけば、私が何をやっているのか、なぜやっているのかお客さんから興味津々に質問される立場になっていた。フラットな関係で、相手へのリスペクトが生まれた。人として、まっすぐに相手を見つめること、大切にすること。
また、会社の上層部で何十年も同じものを頼むお客さんに、デカフェのコーヒーを提案したら、誰もそんなこと言ってくる人はいなかったようで、新しい提案に戸惑いながらも試してみることに。まんざらでもないようで、それをきっかけに気軽に話せるようになった。失敗してもいいから、いろんな球を投げてみると、そこから新しい気づきが得られるかもしれない。たとえバックグラウンドや価値観が違っても、分かり合えない時もあれば、話していけることもあるから。
小さなことだが、こうやってひとつひとつあたりまえや固定概念が壊れていく。オセロのコマがひっくり返っていくように、じわじわと変革が起こるものだ。これだから現場は楽しい。私がエネルギー交換に夢中になっていると、どんどんこの輪が広がっていくことだろう。

吉崎さんは、いつも爽やかで元気印!とにかくキラキラしてます

しほちゃんの心遣い、とっても心地よかったよぉすっごくキラキラしてたっ!! しほちゃんのハッピーオーラに包まれて、お客さんも楽しそう♡幸せな空間で過ごせたこと、心から幸せでした。ありがとう!

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