YOASOBIはコロナ禍に現れた希望. 【1st LIVE “KEEP OUT THEATER”レポート】
◆ここにビビッと来た
①クールな舞台に、あたたかい人間性
②YOASOBIの世界が包む、楽曲ごとの世界
③令和/コロナ禍の新しい音楽の形を魅せられた夜
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①クールな舞台に、あたたかい人間性
工事現場が舞台、半野外。
白地にマーブルカラーが彩られた衣装で現れたYOASOBI。
ああ、カッコいい。ついに、はじまる。
MC中のIkuraさん、Ayaseさんの人柄が印象に残っている。
ファンの「ありがとう」のコメントに対して、「こちらこそありがとう」と瞬時に反応する二人。
半年かけてこのライブに臨んでいるというその表情の中に、激動の一年であったことを感じずにはいられない。
メンバーとファンが一緒に乾杯する=離れていれも同じ時間を共有している。
②YOASOBIの世界が包む、楽曲ごとの世界
MC明けの「怪物」で空気が一変する。
さっきまで可愛かったIkuraさんはどこ?
ダークな中に立て込める鮮やかなスモーク。外から映された会場は異世界だった。
YOASOBIの世界観の中にある、楽曲ごとの風景がどれも違って、鮮明で、
まさに「短編小説」が体現されていた。
③令和/コロナ禍の新しい音楽の形を魅せられた夜
「追いつくのに必死で、振り落とされないようにしがみついていた」
怖さがあったと、輝かしい躍進の裏にある苦悩を素直に語ってくれた。
素直に、優しく寄り添ってくれるのがYOASOBIで
爽やかに、手を引っ張って駆け出してくれるのがYOASOBIなんだ。
ライブを通して感じた、これまで生のライブから配信ライブに切り替えた多くのアーティストとは違う、全く違う「創造」の中に入れてもらえたような感覚になった。
KEEP OUTされ続けてたベールの中に、瞬間的に招き入れられたTHEATER
感動の一時間をありがとうございました。
これからも素晴らしい世界に連れて行ってほしいと思います。
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