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我々は本気で住まいを考えてるか?

最近、言葉のディティールにこだわろうと奮起している松本です。

今日は、先日とある工務店経営者さんのお話を聞く機会があって、そこで感じたことに関して書きたいと思います。

いつか住まいを建てたいと考えている方、何か参考になるかもしれません。ご興味あればどうぞ!

玄関って必要?

その方がおっしゃってた話に「玄関って必要?」ていうフレーズがあります。

あなたはどう思いますか?

玄関は住まいには必ずあるものとして捉えてると思います。おそらく、それを疑う人はほとんどいないでしょう。

でも、結局は自分が何をどうしたいか?です。

玄関ってなぜあるんでしょうか?

靴を脱ぐため?いや、それならわざわざ屋内に土間がなくてもいい。

お客さんを迎え入れるため?そもそもお客さんは玄関を求めているのか?

こんな問いを立ててみると、意外と玄関について考えたことがなかったなぁと思います。

私たちは、いわゆる”普通”にとらわれてしまっている。

”普通”って何でしょうか。当たりまえ、当然のようなニュアンスで、さもそれが前提条件かのように扱われます。

玄関には玄関に対するそれぞれの目的があっていいはずなんです。

極端な話、明確な目的がなければ、なくたっていい!

靴を脱いで住まいに入れる場所があれば、機能的に問題はないはずです。


住まいを建てる本気度

住まいを建てる時にあなたはどこまで本気になるでしょうか。

そりゃ、本気になるよ!

という言葉が返ってきそうですが、客観的に考えて本当にそうでしょうか。

ちなみに私は住まいを建てる時に全然本気じゃなかったなぁと感じました。

それは先に書いた玄関の話からも明らかです。

既成概念にとらわれていて、住まいというものにもっと興味を持って、一つ一つの構成要素を考えるなんてこと、できていませんでした。

これが、店舗を建てるというときであれば、全然違うはずです。

必要なスペース、お客さんが入ってくる導線、広がる風景、物の配置など自分が働くところを一生懸命想像して、かなり練りこむと思います。

もちろん住まいを建てるときにも、暮らしてるところを想像して、いろいろと考えるとは思うんですが、

店舗の場合、生きていくための経済活動なので本当に必要なものだけに投資を抑えたり、こだわるところはこだわったりと、その入れ込み具合は全然違うと思います。

多くの人が住まいづくりは一生に一度という大イベントなわけですが、本当に真剣にやりきっている人がどれだけいるでしょうか。

できれば本気で向き合わないともったいないですよね。

住まいを建ててみて

ではいざ、本気で向き合うというところには、どんな弊害があるんでしょうか。

私は心から本気で住まいづくりができたとは胸を張って言えないので、なぜそうなってしまったのかを探るべく、自分の住まいづくりを振り返ってみました。そこで気づいたものが次の3つです。

①知らないことが多すぎる

まず、住まいづくりについて知らないことが多すぎることです。住まいを立てる手段はハウスメーカーだけではありません。私も本などで事前に調べたりして、それを知ってはいましたが、結局手っ取り早いという理由で、とりあえず近所の住宅展示場かなんかに行ってみようという流れになりました。

そして、そこでいいなぁという雰囲気のものがあれば、そこから話が広がっていくわけですが、そうなるともう、その枠を超えられない。

住まいづくりの手段はその土地の工務店に頼んだりすることだってできるし、その方が自由度的に高かったりもします。

さらに言えば、有名ブランドメーカーはそれだけ人件費を抱えていますから、そこを選ぶだけで坪単価が高くなる。全く同じ家を建てようとした場合に工務店の方が安いってことは往々にしてありえます。

それでも私たちはハウスメーカーへのアクセスのしやすさに流されてしまい、多くの場合、選択肢を広げようとはしないでしょう。
#あくまで多くの場合

②時間のプレッシャー

次に時間です。ハウスメーカーと建築契約をした後は、住まいが出来上がるまでの工程が定まります。その工程から逆算して、いつまでに○○を決定するという風にスケジュールが組まれます。

普段仕事をしていて、取れる時間といえば休日くらいですし、お子さんがいらっしゃる方などは特にゆっくり住まいについて考える時間などないと思います。

こんな風に制限時間が設けられている中、決めないといけないことは山のようにあり、玄関は本当に必要なのか?などのもっと広い視野で考える余裕など、私にはとてもありませんでした。

住まいを建てるという一大イベントに対して、専門家が寄り添ってはくれるものの、ド素人が時間のプレッシャーにかられながら、こなさないといけないという無理難題が現状はあるんじゃないかと思います。

③信用度がわからない

3つ目が相手を知らないこと。私の場合は、最初検討していたハウスメーカーさんが別にあったのですが、いろいろ検討している最中に、そのハウスメーカーさんの良からぬ情報が耳に入りました。その情報が確かかどうかはわかりませんが、安心できる住まいを建てたいという思いから、結局ハウスメーカーさんを変更する結果になりました。

こんな風に噂といえど、気になってしまう。

そうです。どのハウスメーカーさんにしても、その技術力や関わる人の人となりなど、相手が信用できるかどうかの情報が私たちには何もありません。

そんな情報のない中、安心を手にするには、社会的信用度の高いブランドのメーカーかどうかということくらいしか判断基準がありません。

昔から付き合いのある相手じゃないと、短期的では何もわからないし、調べるにしても相当な時間と根気がいると思います。

また、昨今のニュースからしても社会的信用度があるからといって、本当に実態がそうかもわかりません。ハイブランドだから安心ということもいえないんです。

こんな風に人生で一番大きい買い物であろう住まいの選択の際に、私たちは相手のことをほとんど何も知らない状態からスタートしないといけないんです。

住まいを建てるときには、現状の世の中ではこんな弊害があるんじゃないかなとちょっと感じました。

ただ、自分的には家族の安全と健康、親元の近所という立地が重要条件だったので、それは達成できたと思っているので、住まいづくりはとても満足してるんですが、

今回、工務店経営者の方の話を聞いて、本当にこだわってもう一回住まいを建ててみたいなぁと夢を持ったのでしたw

じゃぁ、どうなればいい?

今回の思考をきっかけに、みんなが本気で住まいに向き合って住まいづくりができる世の中にはどうすれば変わっていくのか?

そんな疑問がふつふつと湧き上がっているところです。

これに関してはおもしろいことを思いつきました。ポイントは”コミュニティ”です。

この問題、果ては工務店経営者の方を含めたグループの思いを実現するために、仲間とyohakというチームを結成して、活動を始めます!

この内容はまたの機会に!

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