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レコメンドとかパーソナライズって『ダメな奴をどんどんダメにするしくみ』だけど…それで良いの?

ちょっと間が空きましたが、またまた世の本流へのアンチテーゼ投稿!行きます(笑)

これまで比較的長かった僕の記事、シンプル投稿にリニューアルして、『気づき』中心に頻度を少しあげるようにします。長くてストーリー性のある記事を読みたい人は過去記事をご覧ください(笑)

デジタルマーケで常識のように言われてる、コンテンツやサービスを個人の行動履歴に合わせてパーソナライズしてゆく方法論。
これホントに良いことなのか?って話です。

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自分の行動って、リアル空間の行動であろうと、デジタル空間の行動であろうと、今の自分の能力とか守備範囲とか興味範囲に限定されてて、経験が薄ければ薄いほど実は「狭い」ものですよね。

その行動パタンを分析して、AIによって多少の味付けを施したところで、
所詮その人のこれまでの行動で目立つ部分……今まで好きだったもの、習慣化してること、あるいは一時的なマイブーム、良く見たり買ったりしてたもの……へ絞ってレコメンドすることになるわけです。

以下模式図。

人の選択とレコメンド01

見てもらえばわかる通り、レコメンドやパーソナライズは行動の狭い人をさらにどんどん狭くする。言い方わるいけど、
『ダメな人に対してはダメな行動提案しか出なくなる』ってことですよね。

筆者の私見ですが、この悪しきメカニズムが
『新興国よりも、ニッポンや欧州のような多様性を持つ先進国・成熟国で働きやすい。
消費や経済が沈滞している理由の一つになっていると感じるのです。

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