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アドバルーン化した「ヒトのビジュアル」が滑稽だし、ちょっとウザい。

最近、編集された紙面やオンラインメディアなどの記事と広告を見てて凄く感じるのは、ヒトのビジュアルや発言がパフォーマーっぽくなったなぁ…ということ。これは以下の以前の記事で書いたことと同じ要因かもしれない…

これってどうなんだろう?
今って、SNSにしても多様なオンラインメディアにおいても主役は企業や商品ではなくて、人(仕掛け人やプレス、インフルエンサー等)になっている。オーディエンスは商品やサービスではなくて、ヒトの発言を注視してるのだ。

逆に言えば、メディアからすると企業とか政府は叩くための対象。褒めちぎったり、神格視するのはその企業を引っ張ってるキーマンやリーダーだ。
もちろん神格視した人を叩き落とすのもメディアはお手の物。
でも広告クライアント、スポンサーになるような大企業に対してはかなりのコンテンツが太鼓持ちのために費やされる。それも企業そのものではなく、その企業のキーマンを持ち上げることになる。SNSに置いて拡散するインフルエンサーになるからだ。
そんな広告手法や拡散手法などが浸透するにつれて、最近ヒトのキービジュアルがなんか胡散臭く見える!ようになってしまった。

まあ意図的にアドバルーンを買って出てる感のあるひとはまだ良いのだが、広告屋さんに仕掛けられて撮った写真がイケてないことが多いな。セルフプロデュースしてる人はそれなりにオーラ持っているし、真剣味も違うのだが、この辺の持ち上げられて嵩増しされた人は、そこに着けられたコピーの宙に浮いてる感とあいまって非常に怪しく見えるケースが多い。
あと、実態はあまりイケてない人が、その企業のキーポジションにいると言うだけで、持ち上げられてロクロを回すのも中々の破壊力(苦笑)。
持ち上げられた側も企業ブランドを踏み台にして名前を売ってプレゼンスを上げようとするからかな。

ただし!
ちょっと不思議なのは、この気持ち悪さに拍車がかかるのは主に男性。女性は大企業のアドバルーンになっていてもそれほど気持ち悪くはならない。おそらくそこに、男女の本能の違いがあるのだろう。
女性は大企業の広報とか役員にポジションしてても、割と淡々としてスペシャリストイメージを醸し出してる。
逆に女性でウザい見え方になりがちなのは、独立して出版したりして、営業コンサルタントとかになった人
(商売感が出すぎ!)
男性は全く逆で、独立した人は会社ブランドじゃなくて自分ブランドで勝負し始めるので、実と見え方が合致してくる。

なんか、面白い。
社会の構図と性差による自己アピールの表出パタン…が影響してる感じ。
●男性は企業やブランド等の社会的ポジションによる自己承認欲求追求、
●女性は専門性やライフスタイルによる自己承認欲求の追求

をしてるというわけだ。