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もう一度『消費者』になろう!(経済は消費で購われてるって知ってた?)

★★消費者という日本語が良くないのかもしれない★★

消してしまう?費用を払う?……違うな……それだと消費は悪の権化のように見えてしまう。以前別の記事でも書いたけど、これと真逆にある生産という言葉も日本では誤解を生みやすく、狭く捉えられ易いのだ。別にモノを作らなくても素晴らしい生産活動はある。

「消費」って実は生産者と同じくらいのクリエイティブワークなのだ。マーケティング業界の人は、消費という言葉の居心地の悪さを感じていたため、消費者と言わずに生活者という言葉を使った。

でも
実は生活よりも消費の方がよりクリエイティブなのだ。
だって、必要最低限の生活(生きてゆくためだけの生活)を超えてゆくのが消費なんでっせ!(なぜかエセ関西弁)そして文化的な生産物は消費がないと成り立たない。市場が生まれない…ということだ。
ちょっと纏めてみる。

●消費って自分にとってお金を払う価値のあるものを主体的に選ぶこと。

●消費の対象はモノ(物販)とは限らない。サービス、レジャーなど全ての生活のアドオンニーズ(Wants)。

何かを選んで、かつその価格を受容する」という時点で「選択のものさし=価値のものさし」を持っていることが前提。

●消費は別にしなくても、あるいは激安のモノだけ選んでいても、生きてゆけてしまう。

●反対に意味もわからず、とにかく人より高級なモノやブランドを選ぶ行動は記号的な差別化行動なので、これも消費ではないかもしれない。

●無償でも楽しい事や価値のあることは、モチロン沢山見つけられる。

●でもお金を払う(もしくは物々交換や互助のやりとりでも良い)ということと
無償で価値を得るということは、社会との関わり方が異なる。

経済社会における付加価値ウエイトの変化をスライド化した過去資料をちょっと引用してみる。これを眺めてもらうと…ニュアンスが伝わるかもしれない。