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がっちりマンデーに学ぶ企業の魅力発信。

がっちりマンデーの会社紹介はおもしろい。

日曜のテレビ番組、がっちりマンデー。
あれで紹介された企業の株価は翌週グンと上がるそうだ。
そりゃそうだよな。
だってアレは観ていておもしろい。
細かい工夫やニッチなマーケットを掴む
企業のこだわりが見えてくる。
関わっている社員さんたちも楽しそうに語っている。

ところがそんな会社の採用情報は薄い‥‥

すごいなあこの会社。
おもしろいことやってんだなあ。
工夫してる現場のスタッフは、
さぞや熱を込めてやってんだろうなあ‥‥
と関心してその企業のホームページを見てみる。
が、テレビで観た感動が薄れていく。
採用情報をじっくりと隅々まで眺めてみても
あのワクワクを感じさせてくれる企業は、
少ない。とても少ない。

並んだ慣用句からは魅力を感じない

どれどれ?
卓越したテクノロジー、
守り続ける伝統、
未来の可能性と大きな裁量権、
・・・・・・・・って、
どこの企業もまあ慣用句のオンパレードじゃん。
ま、伝えたいことはわかる。
わかるけどコレ、
楽しそうな仕事に見えるか?
せっかくおいしい料理が作れるのに、
その説明をしないで「こだわりました」って
言っちゃうのと同じ。

ではテレビ番組は何を伝えているのか

あの番組、全体の会社概要の紹介は
ほんのちょっとだけ。
時間をかけて伝えているのは、
ニッチなひと工夫にかける
スタッフの情熱と現場での試行錯誤のプロセス。
商品もひとつに絞って紹介している。
だから、伝わる。
だから興味がどんどん湧いてくる。
取り組む人たちの苦労も
とてもやりがいのあるものに見えてくる。

全体像を伝える宣伝は前のめりにならない

たとえば、製造メーカーが、
どこに拠点をもってどんな最先端技術を持っているか
ということを伝えるよりも、
◎◎という商品を生み出すまでの
物語を伝えるほうが面白さが伝わる。
そこに人のドラマが自然とにじみ出てくる。
会社の規模や処遇じゃなく、
仕事のおもしろさこそがモチベーションを高める。

だから会社説明会は眠くなる

私たち◎◎株式会社は、
全国10ヶ所に生産拠点を持ち、
最先端技術でものづくりの現場を支えています。
教育研修制度は万全で
年間休日も120日と充実した生活が送れます!
‥‥って、説明会で伝えると、
記憶に残るのは年間休日だけになる。
何も伝わってこないから、
「じゃあ地元で休みの多い会社がいいかな‥‥」
ってなっちゃうよね。そりゃ。

ピンポイントで訴求する

おもしろいことは十人十色、
何が魅力になるのかわからない。
だから、できるだけ細かいテーマに視点を当てよう。
小さな社風が大きな特徴になるかもしれない。
それをどう伝えるか。
知りたい?



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