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#295 キャリア安全性・主体性を23回深ぼったら、大切なことに気づいた

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点で、ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどをいただけると嬉しいです。


キャリア安全性・主体性の話をしています

いまですね、キャリア安全性・主体性の話をしております。キャリア安全性とは「このまま行っても、未来はきっと大丈夫だ」って思えること。主体性は「そのために、自分で動いていこう!」ということ。

キャリア安全性・主体性を考える上で、これまで「3つの資本」で考えてきました。「人的資本」「金融資本」「社会資本」です。

これまで、それぞれの資本について「何が必要なのか?」ということを要素分解し、それぞれについて1つずつお話してきたんですよね。

※全部リンクを貼ると大変なので、興味があれば過去のマガジンを読んでください。


なお、金融資本だけは除いています。なぜならば、金融資本というのは、人的資本(つまり、スキルね)と社会資本(つまり、人とのつながり)を増やすことで、自分のスキルを活かし、周囲の役に立っていくことで、金融資本は結果として、自然と増えていくからです。

もちろん「お金を貯める・増やす」みたいな金融的なスキルも大事だと思います。ですが、いまはそれよりも、「企業の中で、何ができるか」「企業として、何ができるか」ということを考えたとき、大事なのは「人的資本と社会資本をいかに増やしていくか」ということだと思っています。

これまで言語化してきたことを振り替える

いま、人的資本、金融資本、社会資本で要素分解したものを、改めて見返しています。

  • 人的資本

    • コミュニケーション能力

    • 発信力・言語化力

    • サクッとやれる力

    • 企画力

    • 編集力

    • ある分野での専門スキル(追加)

  • 金融資本

  • 社会資本

    • 情報発信する

    • 外に出る(要素分解するといろいろありそう)

    • 人のために仕事をする

    • 仕事の品質を上げる

振り返ってみると、人的資本はもう1つ加えることがあるなと思いました。それは、「ある分野での専門スキル」です。

「コミュニケーション能力」「発信力・言語化力」「サクッとやれる力」「企画力」「編集力」といったスキルは、総じて、すごく大事なことは間違いありません。それに加えて「〇〇さんは□□の専門家」とか、「〇〇さんはこれが得意」「〇〇さんにこれお願いすれば大丈夫」と言われるような、「わたしは〇〇屋です」と言えるようなことがある。何らかの分野の専門スキルがあった方が、周囲に「分かりやすいかな」と。

あと、もうちょっと要素分解したいのjは、社会資本の「外に出る」ですね。

社会資本とは、「人とのつながりを作る」ということだから、一言で「外に出る」と言っても、いろんな手段があるような気がしていて。ここは、多種多様な要素がありそうだから、単にリストアップしても、ありすぎて「これをやれば大丈夫」みたいな感じではないとは思うんですよね。

ですが、何らかの行動を起こしていこうとするときには、もう少し要素分解して、具体的にしてみたいな~という気持ちはあります。

人的資本とは「スキル(〇〇力)」、社会資本とは「行動」

あとね、人的資本と社会資本について、要素分解して気づいたんですけど、人的資本の方は「力」とか「スキル」と言い表すものだなぁ……と思ったんですよね。

  • 人的資本

    • コミュニケーション能力

    • 発信力・言語化力

    • サクッとやれる力

    • 企画力

    • 編集力

    • ある分野での専門スキル(追加)

繰り返しますが、「コミュニケーション能力」とか、「発信力・言語化力」とか、「サクッとやれる力」とか、「企画力」とか、「編集力」とか、「ある分野での専門スキル」とかって、改めてみてみると、これは「何ができるか?」ですよね。つまり、「〇〇力」です。

一方、社会資本は「〇〇する」という、動詞だな~って思ったんですよ。「情報発信"する"」とか、「外に"出る"」とか、「人のために仕事を"する"」とか、「仕事の品質を"上げる"」とか。

  • 社会資本

    • 情報発信する

    • 外に出る(要素分解するといろいろありそう)

    • 人のために仕事をする

    • 仕事の品質を上げる

つまり、人的資本は、自分の「何ができるか」(つまり、スキル)を増やしていくこと。そして、社会資本は自分のためだけではなく、周囲のために。「何かをするか」ということ(つまり、行動(Do))ですよね。

この、スキルと行動、人的資本と社会資本を行ったり来たりすることによって、キャリア安全性・主体性というのが育まれていくんじゃないかな? と思ったんですよね。

人的資本と社会資本を行ったり来たりしながら上昇していく

いま、「行ったり来たり」という表現をしましたが、人的資本を増やして、それを、「自分のため」から、社会資本を増やしていくために「人のため」を意識し、外との関わりをつくっていくと、その経験値が自分のところに戻ってきて、それが次の人的資本(つまり、スキル)になっていきます。

なので、キャリア安全性・主体性を高めていくためには、人的資本と社会資本を行ったり来たりすることが、すごく重要なんじゃないかと、リストアップして思ったんですよ。

つまり、「何を言いたいか?」というと、単に「これからはリスキリングだ!」と言って、資格を取ったり、何か勉強することももちろん重要なんだけど、それをキャリア安全性・主体性まで高めていくためには、外とのつながりを作っていくことがすごく重要なんじゃないかと思います。

まずは、人的資本を身につける。それを、社会のため、周囲のために活かす。それがまた、自分に返ってくる……

このように、人的資本と社会資本を行ったり来たりすると、それが、上昇するスパイラルのループのようになっていって、キャリア安全性・主体性が高まっていくなぁ……というのが、これまで言語化してみて、僕自身、すごく整理できました。

という観点で、個人や企業のキャリア安全性・主体性を捉えた時、「いま、自分が取り組もうとしているのは、あるいは、自社が取り組もうとしているのは、この、上昇スパイラスの中のどこなのか?」ということを認識しつつ、さまざまな取り組みをしていくことが、結構重要だ……ということになりそうですね。

……というわけで、今回は、いままで言語化したり、まとめてきたりしたものに対して、いったん整理してみました。

この後、改めて気づいた、人的資本における「ある分野の専門スキル」と、社会資本における「外に出る」ということについて、もうちょっと要素分解してみたいと思います。

じゃあ、今日の話はこれで終わりますね。じゃあね、バイバ~イ!

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